【リアル給与明細】33歳、システムエンジニアの場合
プロフィール
33歳、女性
IT業のシステムエンジニア
▼現状
1年目。
主な業務は自社開発のプログラム作成。
労働時間は月160時間、残業は月0時間。
ボーナスはなし。
【相談内容】システムエンジニア見習いです。収入が少ないため生活費が足りません。支出を減らすにはどうしたら良いですか?
解説するのは……
◆松田亮太
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
大学卒業後、地方銀行、外資系生命保険会社を経て、現在FP事務所に勤務中。
まずは収支の確認を
相談者さんは、システムエンジニア見習いとしてお勤めされており、現在の年収は約258万円です。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、ソフトウェア作成者の平均年収は541万円*。
相談者さんの年収は平均より低めですが、まだ見習いとして勤め始めたばかりとのことなので仕方ないのかもしれませんね。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
毎月の収支が厳しい場合の対処法は、収入を増やすか、支出を減らすか、不足分を預貯金で賄うかの3つです。
今回は、その中の「支出を減らす方法」について、詳しく解説します。
支出は口座から引き落とされるものを優先的に削減
水道光熱費など口座から引き落とされるものを中心に削減すると、心理的な負担が少なく始められます。
口座から引き落とされるものの削減例は、以下のとおりです。
- 格安携帯への切り替え
- 使わないサブスクの解約
- 安い家賃のところへの転居
- 不必要な保険の解約
格安スマホへの切り替え
切り替えによって、毎月数千円の削減も可能です。
料金プランの見直しも併せて行いましょう。
使わないサブスクの解約
ほとんど使わない、もしくは頻度が低いものは、1件当たりの金額が小さくても思い切って解約しましょう。
不安や不便を感じるかもしれませんが、余裕ができたときに再契約を考えてみてください。
家賃が安い住まいへの転居
敷金や礼金、引っ越し費用などお金がかかりますが、効果がしっかり表れる方法です。
なかなか希望の物件が見つからない場合は、立地や間取りなど優先順位をつけてみてください。
不必要な保険の解約
必要最低限の保障を確保したうえで、不必要と思われるもののみ解約しましょう。
保険内容によっては解約すると払い戻されるお金があるため、一時的な資金不足にも対応できます。
まとめ
・生活費が厳しい際の対処法は、収入増加、支出削減、貯蓄の取り崩しの3つ。
・支出削減は、口座から引き落とされるものから。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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