【貯金額】30歳、女性の場合
プロフィール
30歳、女性
会社員(IT業の事務職)
年収340万円
ひとり暮らし
【相談内容】今の収入では余裕がなく不安です。副業や投資で不労所得を得るには?
「今後何かしらのライフイベントが発生したときに、今の年収や貯金では余裕がありません。給与を上げたい気持ちもありますが、副業や少ないリスクでの不労所得にも興味があります」
現在の資産額の水準は?
相談者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円、中央値が100万円*となっています。
相談者さんの貯金額227万円は中央値を大きく上回っており、堅実に資産形成を進めていることがうかがえます。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」
給与アップ+副業で収入源を増やす
収入を増やしたいときは「本業での昇給」と「副業による収入確保」の両方を組み合わせた対策が効果的です。
たとえば、Excelの関数やVBA、Googleスプレッドシートの自動化ツールなど業務効率化につながるスキルを身につけることで業務の幅が広がり、社内での評価や昇給につながることもあります。
また、ITパスポートやMOSなど、事務職と相性のよい資格の取得もスキルアップを裏付ける実績になるでしょう。
また、副業ではWebライティングやデザインなど、在宅でできる仕事が人気です。
月に数万円の収入でも、年間にすると大きな金額になります。
時間を有効に使いながら将来的に不労所得化も目指せるのが副業のメリットです。
さらに、家賃や通信費、サブスクなどの固定費を見直せば、毎月の貯蓄や投資に回せる金額も自然と増え、将来の安心感が高まるでしょう。
少ないリスクでの不労所得づくり
不労所得を得るためには、「元本が大きい」「運用期間が長い」「利回りが高い」の3つの要素が関係してきます。
リスクを抑えるなら、以下の方法がおすすめです。
NISAでインデックス投資
毎月一定額を積み立てる「インデックス投資信託」は、過去の実績では年利5〜7%が期待できました。
少額から始められ、長期投資で効果が出やすいため、忙しい会社員にも向いています。
iDeCoの活用で老後資金も同時に確保
老後を具体的に考えていない場合でも、税制優遇のあるiDeCoに少額から加入しておくと、将来の備えになります。
月に5,000円から掛金を設定でき、その全額は所得税控除の対象です。
税金対策にもなるため、二重のメリットがあります。
高配当株投資は「部分的に」導入を
安定した配当を出す日本の大型株を選べば、年利3〜5%程度の配当も期待できます。
ただし、元本割れのリスクもあるため、資産の一部に留めておくと安心です。
まとめ
・質問者さんの貯金額は中央値を大きく上回っています。
・給与アップ・副業・固定費の見直しという3つの方法で、収入と支出のバランスを整えましょう。
・インデックス投資やiDeCoなど、少ないリスクで始められる投資がおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆青山かえ
FP2級・日商簿記2級・整理収納アドバイザーを保有するWebライターです。
7年の投資経験を活かし、NISA・iDeCo・暗号資産についてわかりやすく解説します。
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