【貯蓄額】20歳、フリーターの場合
プロフィール
20歳、女性
フリーター、年収120万円
父(62歳、会社員)、母(53歳、会社員)、兄(26歳、会社員)、姉(26歳、会社員)、甥(4歳)との6人暮らし
【相談内容】将来が不安……。老後、年金は15万円もらえますか?
「将来は、退職金の出る職場で60歳まで働きたいと考えています。老後に年金を15万円受け取りたいと考えていますが、それだけもらえますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同じ20代二人以上世帯の貯金額は、平均が249万円・中央値が30万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年調査結果」
質問者さんの資産総額は20万円と、今の時点では平均・中央値よりも低い水準となっています。
年金15万円って本当にもらえる?今から知っておきたい年金の仕組み
質問者さんは、老後に15万円年金を受取ることはできるかについてお知りになりたいのですね。
60歳まで働いて、年金を月15万円もらうにはどの程度働く必要があるのかについて解説します。
年金ってどうやって決まるの?
老後にもらえる年金は「国民年金」と「厚生年金」の2種類。
会社員や公務員はこの両方に入っていて、働いた年数や収入によって受け取れる金額が変わります。
長く働いて、厚生年金にも加入していると、将来の年金も増える仕組みです。
年金を月15万円もらうには?
年金を月15万円もらうには、国民年金(約6.9万円)に加えて、厚生年金で約8.1万円分*カバーする必要があります。
*……国民年金の満額は831,696円/年(2025年時点)、180万円(月額15万×12カ月)−831,696円=968,304円
そのためには、40年間厚生年金に加入し、平均年収が440万円*ほどの働き方が目安になります。
これは、20歳からフルタイムで働き始めて、60歳まで続ければ目指せるラインです。
*……平均月収×0.005481×480カ月=約97万円
今からできることって?
質問者さんは20歳とお若いので、これからの働き方が将来の年金を大きく左右します。
年金額を大きくしたいと考えるのであれば、まずは厚生年金に入れる職場を選ぶことが大切です。正社員はもちろん、条件を満たせばパートでも加入できます。
また、iDeCoやNISAなど、金融投資を利用して自分で老後資金を備える制度も検討してみると良いでしょう。将来の助けになりますよ。
まとめ
・毎月年金を15万円もらうためには、40年間厚生厚生年金に加入し、平均年収が440万円ほどの働き方をする必要があります。
・年金額を大きくしたいのであれば、厚生年金に加入が必要。金融投資を利用して自分で老後資金を備える方法もあります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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