【リアル給与明細】33歳、事務職の場合
プロフィール
33歳、女性
サービス業の事務職
▼現状
仕事内容は、総務・秘書。
労働時間は月144時間、残業は9時間程度。
ボーナスは150万円程度。
【相談内容】老後資金を蓄える必要がありますが、物価高もあり貯蓄できていません。いくらを目標にすれば良いですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、老後資金を備えなければとお考えなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると495万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の総合事務員の平均年収は約491万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料額は平均に比べてやや高めの水準と言えそうです。
老後資金を備えるための簡単3ステップ
質問者さんは、老後資金を用意するにあたり、いくら準備すれば良いのかが分からずお悩みなのですね。
老後資金の備え方を、3つのステップに分けて解説します。
ステップ①家計簿をつけて月々の生活費を把握する
毎月どれくらい生活費がかかっているのかを確認しましょう。
家計簿やアプリを活用して支出を漏れなく記録し、月々の生活費を正確に把握することが大切です。
老後資金を計算するための基礎になります。
ステップ②老後の必要資金を計算する
次に、以下の計算式を使って必要資金を算出します。
老後資金=(月々の生活費−月々の年金受給額)×12ヶ月×老後期間
「月々の生活費」には、ステップ1で把握した金額を入れましょう。
「年金受給額」は、ねんきんネットで確認できます。
「老後期間」は、65歳で退職して95歳まで生きると仮定して30年と設定するのが一般的です。
この計算で、老後に必要な資金が明確になります。
ステップ③賢く老後資金を準備する
ステップ2で計算した老後の必要資金を準備する計画を立てましょう。
貯金だけでなく、NISAやiDeCoなどの投資を活用し、資産を効率的に増やす方法も検討してみてください。
長期的に運用することでリスクが分散され、安定した資産の成長が期待できます。
この3ステップで老後に必要なお金を算出し、賢く準備してくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・老後資金は「家計簿をつけて月々の生活費を把握する」「老後の必要資金を計算する」「賢く老後資金を準備する」の3ステップで貯められます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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