【リアル給与明細】34歳、設計士の場合
プロフィール
34歳、男性
建設業 設計士
▼現状
ボーナスは年間100万円。
労働時間は月176時間、残業は月15時間程度。
現在の貯蓄は200万円。
【相談内容】働き方改革により給与が増えました。5年で1,000万円を貯めるのは現実的でしょうか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
5年で1,000万円貯めるには?
質問者さんの現在の貯蓄は200万円で、5年後までに1,000万円を貯めたいとのこと。
目標の1,000万円を達成するには、資産運用を検討しましょう。
なぜなら、金利が低い銀行預金では増やすことができず、毎月の積立額の負担が大きいからです。
例えば、銀行預金のみで残りの800万円を5年間で貯める場合、毎月の貯金額は13万4千円になります。
一方、年率7%で運用できた場合、毎月の積立額は約10万円*。
毎月必要な積立額が少なくなるので、達成しやすいでしょう。
*……アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」をもとに算出
投資にはリスクがつきものですが、10〜20年と長い目で継続することで元本割れリスクが低くなります。
また、ケガや病気で働けなくなったときなどの万一の出費のために、一部は銀行預金で置いておくと◎
生活費の3〜6カ月分の金額を目安にしましょう。
支出の見直しで貯蓄率アップ
貯蓄額を増やすには、収入を増やすか、支出を減らす必要があります。
支出の見直しはすぐに取り組むことが可能。
特に、固定費の削減は効果的です。
保険料・携帯代・光熱費・家賃など、項目ごとに見直しましょう。
毎月1万円削減できれば、手取りが1万円増えるのと同じ効果が得られます。
質問者さんの年収は平均より低い水準
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、30〜34歳男性の平均年収は492万円*であるのに対し、質問者さんは約412万円と平均を73万円ほど下回っています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
年収アップには、資格取得や転職を検討してみてください。
例えば、建築士は資格がないとなれない職業のため、年収が高く設定されているケースがほとんどです。
資格取得により、資格手当や職務内容の変更で昇給できるうえに、スキルアップにもなります。
エージェントを活用することで、希望に合った転職先に出会う確率が上がりますよ。
まとめ
・資産運用で目標額を達成しやすくなります。
・固定費の見直しで貯蓄率アップを図りましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
多い?少ない?貯金は足りている?
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