【リアル給与明細】24歳、介護職の場合
プロフィール
24歳、男性
介護職
▼現状
仕事内容は、入居者の日々の生活全般のお世話。
労働時間は月184時間、残業は1.5時間程度。
ボーナスはなし。
【相談内容】ボーナスがなく給料には不満があります。貯金や投資の比率をどのくらいにすればいいかアドバイスがほしいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、貯蓄と投資の比率についてお悩みなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約300万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の介護職員の平均年収は約323万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりもやや低い水準と言えそうです。
実は簡単に決められる!投資と貯金の黄金比率とは?
質問者さんは、貯金と投資の割合にお悩みなのですね。
貯金と投資の割合を決める目安として、エイジスライド方式があります。
この方式は「120から現在の年齢を引いた数」を投資に回す割合とし、残りを貯金に回す方法です。
若いほど投資の割合を増やせ、年齢を重ねるごとにリスクを減らしていけるので、リスク管理に適しているといわれています。
24歳の質問者さんの場合であれば、120−24=96%を投資に、残りの4%を貯金に回す計算に。
若い時期に貯蓄額の96%を投資に回すことで、長期的なリターンを狙えるインデックスファンドや株式投資の複利効果を最大限活用できるでしょう。
一方、4%の貯金は、緊急時の資金として普通預金や定期預金に入れておくのがおすすめです。
突然の出費や生活費の補填に対応できるよう、流動性を重視した資産運用ができます。
もし、この配分では現金貯金が少なすぎる場合は「100から現在の年齢を引いた数」を投資に回す割合としても良いでしょう。
このエイジスライド方式のメリットは、年齢に応じてリスク調整できることです。
若い頃は投資を積極的に行い、年齢が上がるごとに安全な資産を増やすことで、投資のリスクを減らせます。
ご自身で投資割合を決めかねるときの目安にしてみてくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりもやや低い水準です。
・貯金と投資の割合に悩むときは、エイジスライド方式を参考にしてみてください。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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