ゴーヤの苦み取りで美味しく食べるコツ
ゴーヤは、特に沖縄料理で親しまれているウリ科の植物。
ビタミンCが豊富で、加熱しても壊れにくいのが特徴です。
食物繊維やカリウムも含まれており、健康維持に期待できます。
ゴーヤの苦み成分は、モモルデシンと呼ばれる20種類以上のアミノ酸で構成。
きちんと下処理すれば苦みを抑えられますよ。
ゴーヤの苦みを抑える下処理方法
ゴーヤの苦みを抑えるためには、以下のようなステップを踏むと効果的です。
- ゴーヤの準備:ゴーヤを縦半分に切り、中のワタと種をスプーンで丁寧に取りだします。取り出したワタと種はとっておきましょう。
- 薄くスライス:ゴーヤを薄くスライスします。薄く切ることで苦みを抑えやすくなり◎
- 塩砂糖揉み:塩とたっぷりの砂糖を振り、軽く揉んでから15分ほど置いておきます。出てくる緑色の汁が苦味なので、しっかりと出し切りましょう。
- 水で洗う:塩砂糖揉みしたゴーヤを水でよく洗い流します。
- 湯通し:ゴーヤをさっと湯通しします。1分ほど熱湯に入れてから冷水にとり、冷ましましょう。
これで苦みが抑えられ、シャキシャキとした食感も楽しめます。
ゴーヤの意外な活用方法
種:乾煎り、もしくは素揚げすることで食べられるようになります。
食後のお酒とよく合うのでおすすめ。
ワタ:実からワタを外すときに崩れてしまった場合は、味噌汁の具に。
麩のようなふわっとした食感を楽しめます。
きれいに外せた場合は、天ぷらにするととても美味しいですよ。
実も一緒に揚げれば変わり種の夏野菜の天ぷらになります。
ゴーヤをもっと食べよう
ワタと種を利用することで、ゴーヤ全体を無駄なく使えます。ゴーヤの栄養価を最大限に活かし、食材の廃棄を減らせますね。ワタや種を使ったレシピを取り入れることで料理の幅が広がり、新しい風味や食感を楽しめます。
環境にも優しく美味しさも増すこの工夫を、ぜひお試しください。
◆ライター・管理栄養士 / ごん太郎
管理栄養士歴15年。趣味で料理全般、スイーツ・パン作り、コーヒー、紅茶、ビールをやっています。
コーヒーについては自家焙煎歴20年以上、ビールは日本ビール検定2級をもっています。
得意ジャンルは食・健康・栄養·医療関連。
人は幸せな未来を想像するとその中に『美味しいものを食べるという項目が上がります。そのお手伝いとしての情報発信をしていきたいと願っています。
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