白いお皿の上にのっているゴーヤ

子どもが食べやすくなる!【調理師】が教えるゴーヤの苦みを消す方法

Gourmet / Recipe

ゴーヤはカリウム・ビタミンC・葉酸など豊富は栄養が含まれる夏野菜です。
独特な苦みが美味しいのですが、苦手な子どもも多いですよね。
今回は、子どもたちが少しでもゴーヤを食べられるように、苦みを消す調理方法をご紹介します!

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rui
rui
2024.06.14

なぜゴーヤは苦いのか?

縦半分にカットしたゴーヤ

ゴーヤの苦みは「モモルデシン」という物質によるものです。

モモルデシンには胃腸粘膜の保護や、食欲増進、血糖値を下げる効果が期待できます。

ゴーヤの苦みをとるために、水にさらしたり下茹でしたりする方法がよく使われますが、モモルデシンは水溶性で熱に弱いため、できればそのような下処理は避けたいところ。

そこで今回は、水にさらす・下茹でする以外のゴーヤの苦みをとる調理法をご紹介します!

ゴーヤの苦みを消す調理方法①塩と砂糖で下ごしらえする

ゴーヤに砂糖を加えるところ

ワタをとってカットしたゴーヤ1本に対し、砂糖小さじ2・塩小さじ1/2の量を混ぜてしばらく置くと、水分が出てきます。

水分と一緒に苦みも流れ出ますが、下茹でするよりも栄養素の流出は少なめ。

ボウルの裏から見たゴーヤ

また、塩と砂糖の味がつくので、苦みが少なく感じます。
塩と砂糖は下味の役割を果たすため、洗い流さずそのまま調理に使ってくださいね。

ゴーヤの苦みを消す調理方法②うま味が強い味付けにする

タッパーに入ったゴーヤの佃煮

鰹節やごまなど風味が強い味付けにすると、苦みを感じにくくなり、子どもが食べやすくなります。

今回はゴーヤの佃煮にしてみました。
しょうゆ・酢・砂糖の甘辛味と、鰹節・ごまの風味でご飯が進みますよ♪

ゴーヤの苦みを消す調理方法②油をまとわせる

ゴーヤのからあげとマヨネーズディップ

揚げ物や、お肉と炒め物にするなど、油をまとうような調理法は苦みを感じにくくなります。

今回は片栗粉をまぶしたあと油で揚げ焼きにし、さらにマヨネーズ・醤油・ごま油を合わせたディップを用意しました。

このディップは子どもにとても人気で、苦手なゴーヤも進んで食べてくれます♪
きゅうりやにんじんなど、スティック野菜につけるのもおすすめですよ。

苦手克服!今年の夏はゴーヤに初挑戦!

白いお皿にのったゴーヤ

胃腸の活動を活発にし、夏バテ防止効果が期待できるゴーヤは、ぜひこれからの暑い時期に食べたい食材です。苦みが得意でない子どもは、2〜3mm程度の薄切りにしてから今回紹介した方法で食べると、さらに苦みが感じにくく◎
慣れてきたら厚切りにして、ゴーヤの食感なども楽しんでみてくださいね。

調理師ライターrui

◆ライター・調理師 / rui

料理するのも食べるのも大好き!な主婦ライター。調理師免許あり。3歳の娘がいます。現在は保育園給食の調理員をしながら、食に関する記事からYouTubeのシナリオライターまで幅広く手掛けるフリーランスライターとして活動しています。
幼児食・離乳食など子供向けメニューはもちろん、介護施設・社員食堂での勤務経験も活かし、大人も子供も見るだけでお腹が空いてきちゃうような記事を目指します!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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rui

料理するのも食べるのも大好き!な主婦ライター。調理師免許あり。3歳の娘がいます。現在は保育園給食の調理員をしながら、食に関する記事からYouTubeのシナリオライターまで幅広く手掛けるフリーランスライターとして活動しています。
幼児食・離乳食など子供向けメニューはもちろん、介護施設・社員食堂での勤務経験も活かし、大人も子供も見るだけでお腹が空いてきちゃうような記事を目指します!