【リアル給与明細】34歳、経理総務の場合
プロフィール
34歳、女性
総務経理事務
▼現状
仕事内容は、人事や給与、経理事務。
労働時間は月153時間、残業はなし。
ボーナス158万円程度。
【相談内容】世帯収入は900万で、夫と子ども3人の5人が暮らしていくには充分な収入だと思います。しかし夫が浪費家で、お金があると分かるとすぐに使おうとするので、貯蓄がすすみません。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、収入自体はご家族が生活していくには充分だと感じていらっしゃるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約420万円となります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の庶務・人事事務員の平均年収は約478万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001224440&tclass2=000001225782&tclass3=000001225788&stat_infid=000040247858&tclass4val=0
質問者さんのお給料は、平均よりやや低い水準と言えます。
浪費と上手につきあうための家庭のお金ルールづくり
質問者さんは、ご主人が浪費家で貯蓄がすすまないことにお悩みなのですね。
先取り貯蓄で将来に備える
世帯収入に満足していても、家族が浪費家だと貯蓄が思うように進まないもの。
そんなときは「手元に現金を残さない仕組み」を作るのがおすすめです。
お子さんには学資保険をかける、毎月一定額を投資にまわすなど、手元に現金を残さない工夫をすると自然に将来の備えができます。
夫婦で目標を共有しよう
一方で、ご主人の考えを尊重することも大切です。
教育費や老後資金にどのくらい必要か、夫婦で話し合われることをおすすめします。
その際は感情的にならず、リラックスした雰囲気で意見を出し合うのがポイント。具体的な目標があれば協力を得やすくなりますし「この分のお金は今を楽しむために使う」と額を決めておけば、ストレスなくお金を使えます。
将来への安心と今の暮らしの満足感を両立させることが、長く続けられる家計管理のコツです。
まとめ
・手元に現金を残さない工夫をすると、自然に将来の備えができます。
・今後どの程度貯蓄が必要かを夫婦で落ち着いて話し合いましょう。「今を楽しむ分のお金」もあらかじめ額を決めればストレスなく使えます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
多い?少ない?貯金は足りている?
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