【リアル給与明細】31歳、一般事務の場合
プロフィール
31歳、女性
一般事務
▼現状
仕事内容は、調書作成などの一般事務。
労働時間は月162.75時間、残業は19時間程度。
ボーナスは196万円程度。
【相談内容】出産予定で、支出の増加が想定されます。投資は始めていますが、今後の資産形成に向けて、ほかにできる事はありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、ご出産予定で今後の支出の増加を懸念していらっしゃるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約603万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務従事者の平均年収は約445万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
質問者さんのお給料は、平均よりも高い水準と言えそうです。
出産前に整えたい!支出コントロール育てる、資産形成術
質問者さんはご出産を控えていらっしゃるとのこと、おめでとうございます!
出産前は、期待と同時にいろいろな不安も大きくなりますよね。
出産を控えた質問者さんが、今後どのように資産形成を進めていけば良いのか解説します。
「支出コントロール」に取り組む
質問者さんにおすすめしたいのは「支出のコントロール」です。
すでに投資に取り組まれているとのことですので「お金を育てる」土台はしっかりできています。
今後さらに資産形成を進めるためには「お金を稼ぐ」と「支出をコントロールする」の2つしかありません。
副業で「お金を稼ぐ」方法もありますが、これから出産や子育てが始まります。
無理をすると体調面に影響が出ることもあるため、まずは「支出のコントロール」に力を入れるほうが良いでしょう。
支出減は収入アップと同じ効果
資産形成は「お金を稼ぐこと」「お金を増やすこと」と思われがちですが、実は支出コントロールにも同様の効果があります。
なぜなら、固定費を毎月3万円削減できれば、収入が3万円増えたのと同じ効果が得られるからです。
保険の見直し、携帯電話を格安SIMへ変更、使用頻度の低いサブスク解約など、固定費の見直しは一度やれば効果がずっと続くので特におすすめ。
出産を控えた今のうちに「無理なく支出を減らせる仕組み」を整えておくと安心感が増しますよ。
まとめ
・出産や子育てを控えている今は「支出のコントロール」に取り組みましょう。
・支出コントロールには、お金を「稼ぐ」「増やす」のと同じ効果があります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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