【ボーナスいくら?】25歳、製造業の場合
プロフィール
25歳、男性
製造業サービスエンジニア、年収750万円
妻(20代、会社員)との2人暮らし
今年度の夏季ボーナス:去年と同額の見込み
【相談内容】生活費でなくなる……。貯金したいです
「毎月の給料は家賃や生活費でなくなってしまい、貯金できません。出張も多く休日も不定期で、仕事内容に見合ったボーナスとは言えず不満です。将来のために貯金したいです」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
相談者さんと同年代の25〜29歳のボーナス平均額は、年間で約69万円*とされています。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
製造業のボーナス平均額は、夏季で約55万円*・冬季で約56万円*で、年間111万円です。
相談者さんの支給額の56万円は、年代別でみるとやや少なめ、業種別でみるとかなり少ない水準にあります。
仕事内容のご負担を考えると、ご不満を感じるのも無理はないでしょう。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
手取りの中でも“貯める力”を育てるために
支出と収入のバランスを整え、ボーナスに頼らずとも少しずつ貯蓄を増やせるように見直しましょう。
「家計の固定費」を徹底的に見直す
家賃や保険、通信費などの固定費は、一度見直せばその先ずっと効果が続きます。
家賃が収入に対して高すぎる場合は、住み替えも視野に入れましょう。
保険は必要最低限の補償に絞れば、月数千円の節約も可能です。
また、スマホ代を格安SIMに変えるだけでも、月5,000円以上節約できるケースもあります。
浮いた分を自動積み立てなどに回せば、自然とボーナスに頼らない家計ができますよ。
ボーナスの使い道を「3分割」で意識する
使う・貯める・備える。
ボーナスはこの3つに分けて活用するのがおすすめです。
たとえば28万円の支給であれば「10万円は貯金、10万円は家具家電の購入、8万円は急な出費に備える」など、明確に予算を分けると無理なく使え、納得感も生まれます。
相談者さんの「車を買う・貯金を増やす」といった目標も、分割ルールを設定すると少しずつ実現できるでしょう。
「ボーナスで貯金」から「毎月の積立貯金」へ変更する
ボーナスでしか貯金ができない家計は、急な出費に弱くなりがちです。
月5,000円〜1万円程度からでもいいので、給与からの天引き貯金やNISAでの長期運用がおすすめ。
収入の多い月は臨時で上乗せする形が理想です。
ボーナスではなく毎月の積み立てを貯金の主役にすると、不安が軽減されますよ。
まとめ
・固定費と生活費の見直しが、ボーナスに頼らない貯蓄への第一歩です。
・ボーナスの活用は「使う・貯める・備える」のバランスを意識しましょう。
・貯金は「ボーナス」より「毎月の積み立て」で習慣化するのがおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆青山かえ
FP2級・日商簿記2級・整理収納アドバイザーを保有するWebライターです。
7年の投資経験を活かし、NISA・iDeCo・暗号資産についてわかりやすく解説します。
ほかの20代のボーナスは……
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