ザルにのせた春菊

鍋だけじゃない!春菊の栄養とおすすめレシピを【管理栄養士】が紹介

Gourmet / Recipe

春菊は、ビタミンやミネラル類を豊富に含んだ緑黄色野菜。鍋に入れる以外でも、美味しく活用できる食材です。
その春菊の栄養を詳しくお伝えするとともに、栄養素を効率的に摂取できるおすすめレシピを紹介します。

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春菊は緑黄色野菜!

春菊ザルに乗せた画像

春菊は、秋から冬にかけて旬を迎える野菜です。
春に黄色い花が咲き、葉の形が菊に似ていることから「春菊」という名前がついています。

春菊はβ-カロテンを豊富に含んでおり、実は緑黄色野菜の仲間です。
β-カロテンは、抗酸化作用によって動脈硬化の予防や、皮膚や粘膜の健康維持に期待できるはたらきがあります。
そのほかにも、骨形成に重要なはたらきをするカルシウム・ビタミンK・マグネシウム、抗酸化作用や疲労回復に役立つビタミンCなど、さまざまな栄養素が豊富。

春菊は鍋にしか使い道がない……と思いがちですが、実は鍋以外にも食べ方がたくさんあるんです!
今回は、春菊の栄養を効率的に摂取できるレシピを紹介します。

①春菊と厚揚げの簡単炒め

春菊炒め完成

春菊に含まれるβ⁻カロテンやビタミンKは脂溶性ビタミン。
油と炒めることで、吸収率が高まります

こちらのレシピではしょうがを使用しているため、春菊の特有の香りが苦手な方にもおすすめです。

食べ応えがアップする厚揚げは、カルシウムや大豆イソフラボンが豊富に含まれているため、春菊と一緒に摂ることで骨粗しょう症予防に期待できますよ。

春雨炒め材料

【材料】大人2人分

  • 春菊 150g
  • 厚揚げ 150g
  • ごま油 大さじ1
  • しょうがチューブ お好みの量
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • (あれば)いりごま 少々

【作り方】

  1. 春菊と厚揚げを食べやすい大きさにカットする。
  2. フライパンにごま油を熱し、しょうが、1を入れ炒める。
  3. 鶏ガラスープの素を入れ、さっと炒めればできあがり。お好みでいりごまをかけても◎
    ※鶏がらスープの素の量は、お好みで調整してください。

②春菊とじゃこのサラダ

春菊サラダ完成

春菊の葉は生でも食べられるので、サラダがおすすめ。
加熱調理をしないため、春菊に含まれるビタミンCを効果的に摂取できます。

ドレッシングに含まれる油は、β⁻カロテンやビタミンKの吸収率を高めてくれて◎

また、春菊に含まれるカルシウムは、ビタミンDやクエン酸と一緒に摂ると吸収率がアップします。
じゃこはビタミンDやカルシウムを多く含み、レモン汁はクエン酸を豊富に含んでいるため、カルシウムを効率よく摂りたい方におすすめです。

春菊サラダ材料

【材料】大人2人分

  • 春菊 150g
  • ちりめんじゃこ 適量
  • (A)オリーブ油 大さじ1.5
  • (A)醤油 小さじ2
  • (A)レモン汁 大さじ1

【作り方】

  1. 春菊を食べやすい大きさにカットする。
  2. (A)を混ぜてドレッシングを作る。
    ※ちりめんじゃこに塩気があるので、醤油は少なめにしています。調味料の量はお好みで調整してください。
  3. 1にちりめんじゃこと2を混ぜ合わせてできあがり。
    ※ちりめんじゃこをフライパンで炒っても◎香ばしい風味が加わるのでおすすめです。

春菊の栄養を美味しく摂ろう!

春菊は鍋の定番具材ですが、鍋以外にも炒め物やサラダなど、アレンジがききます。
栄養が豊富な野菜なので、旬の時期はぜひ普段の料理のレパートリーに加えてみてくださいね。

管理栄養士Miki

◆ライター / 管理栄養士Miki

管理栄養士。
年長・年少・1歳の元気な3兄弟をワンオペ育児中。
給食委託会社にて厨房の衛生指導や従業員教育を中心に10年勤務後、ライターに転職しました。
子どもたちの相手をしながら作るごはんは、栄養のバランスが取れつつ、とにかく時短!又はほったらかしで出来ることを意識して作っています。
健康を意識しながらおいしく食べることは、ストレス解消になり、体調の改善も期待できます。是非普段の食事に役立てていただけたら嬉しいです!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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管理栄養士Miki

フリーランス管理栄養士。
管理栄養士養成校卒業後、管理栄養士免許を取得。その後給食委託会社にて13年、品質管理、商品開発、献立作成、大量調理などの経験を積み独立。
現在はwebライターとして栄養や健康を意識した記事の執筆、主婦目線のレシピ開発を行っている。3児の母。