【貯金額】46歳女性の場合
プロフィール
46歳、女性
小売業 販売員
独身
年収:340万円
【相談内容】将来が不安なので利息の低い預金を投資に回したいです。
「預貯金のうち、利息の低い預金が500万円位あります。投資に回したいと考えていますが、何が一番おすすめかお聞きしたいです。将来は実家を相続する予定ですが、リフォーム費用等いくら準備しておくべきでしょうか?」
ファイナンシャルプランナーによる回答
始めやすい資産運用は?
投資初心者の方は、投資信託がおすすめです。
なぜなら、投資信託の運用はプロにおまかせできるからです。
個別の株式や債券などは、ご自身で銘柄の選択や管理が必要です。
一方、投資信託は1つの銘柄に数千社の株式や債券などが含まれ、中身の入れ替えや管理は運用会社が行っています。
仕事や家事・育児などで忙しい方にぴったりですよ。
また、NISAで運用すれば利益を全額非課税で受け取れます。
少額から始められるのも安心できるポイントです。
リフォーム費用はいくら必要?
リフォームの費用は、一戸建てとマンションで異なり、また築年数や作業内容によっても異なります。
実際にリフォームを実施した方の平均は、戸建てで381.5万円、マンションで301.7万円です。
*……参考https://www.j-reform.com/publish/pdf/jitsurei-R5-c.pdf(p.9)
多めに見積もって400万円程度備えておくとよいでしょう。
数年以内にリフォームする予定があるのであれば預貯金で、当面先になりそうであればNISAで運用しておくことをおすすめします。
質問者さんの貯蓄額は中央値の約45倍
40代独身の平均貯金額は559万円、中央値は47万円です。
質問者さんの資産総額は2,150万円と平均を大きく上回り、中央値の約45倍です。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
一方で、資産の8割ほどを預貯金が占めていることが懸念点。
現在、物価上昇が金利を上回っているので、預貯金ではお金の価値が下がってしまっている状況です。
病気やケガで働けなくなったときなど万一のために生活費の半年分程度を預貯金で残しておき、そのほかの余裕資金は運用することを検討してもよいでしょう。
資産運用はお金を増やしながら、お金の価値を守ることもできますよ。
まとめ
・投資初心者の方は、NISAで投資信託での運用がおすすめです。
・リフォーム費用は400万円程度備えておきましょう。
・質問者さんの貯金額は中央値の45倍です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
同世代の貯金額は……
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。