【貯蓄額】43男性の場合
プロフィール
43歳、男性
小売・卸業の企画販売、年収450万円
70歳の叔母と2人暮らし
【相談内容】投資して損することはありますか?
「最近、資産運用という言葉をよく聞きますが、投資をして損をすることはないのでしょうか?貯金をしているだけではお金は増えないことは承知していますが、投資に詳しくない素人でも安心安全に資産を運用できるのか気になります。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代の40代2人以上世帯の貯金額は、平均約889万円・中央値で約220万円です。
質問者さんの資産額は2,200万円で、これは平均貯金額の2.5倍程度・中央値の10倍程度となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
投資をして損をすることはある?
質問者さんは、投資をして損をすることはないのか、安心して資産運用ができるのかをお知りになりたいのですね。
結論から言うと、投資にはリスクがあります。
そのリスクは必ずしも悪い方向にばかり働くわけではありません。
投資のリスクについての説明と、リスクを抑える方法をご紹介します。
リスクには良い可能性も悪い可能性もある
投資にはリスクが伴います。
しかし、投資で言う「リスク」は、投資したお金が増える可能性と減る可能性の両方を含んでいます。
つまり、投資のリスクには「損をする可能性」だけではなく「利益を得る可能性」も含まれているのです。
短期投資はリスクが高いが長期投資なら少ない
短期的に売買を繰り返す投資は、リスクが高い傾向にあります。
これは、経済は短期的な変動が大きいため、短い期間で売買をする短期投資をすると損をするリスクが高くなるからです。
一方、全世界株式などの優良な投資商品に15年以上長期投資をすれば、損をするリスクが大幅に抑えられるという過去のデータもあります。
『投資は長期投資が基本』といわれるのは、このような理由があるからです。
*……参考https://www.nomura-am.co.jp/sodateru/stepup/how-many-long-term.html
一時的に相場が下がっても大丈夫な程度のお金だけ投資する
一時的に相場が下がっても生活に影響がない程度のお金だけを投資することが重要です。
例えば、生活費や緊急時の資金として必要なお金は投資に回さないようにしましょう。
投資によって日常生活に支障をきたすことを防ぐためです。
「15年以上使わないお金」と「一時的に暴落が価値が下がっても気が動転しない程度のお金」を投資に充てることが、安心して続けるコツですよ。
※投資にはリスクが伴い、元本割れや損失が発生する可能性があります。投資判断はご自身の責任で行い、十分な情報収集と慎重な検討を行ってください。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の2.5倍程度・中央値の10倍程度です。
・投資にはリスクがあります。正しい知識を身につけ、リスクを抑えた投資を目指しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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