【貯蓄額】48歳男性の場合
プロフィール
48歳、男性
サービス業 営業職
家族構成:妻(48歳)、子ども(19歳、12歳)
年収:650万円
【相談内容】SNSでおすすめされている銘柄は安心?
「NISAをフルに活用してゆとりのある老後を目指しています。現在、先進国株式投資信託への評判が良いこともあり、比率を高めに投資しています。SNSでは同じ商品ばかりおすすめで見ますが、本当に正しい運用なのか不安です。」
ファイナンシャルプランナーによる回答
NISAでおすすめの銘柄は?
「SNSでおすすめされていたから」という理由だけで投資先を選ぶのは危険です。
なぜなら、暴落が起こったときに焦って解約してしまったり、ほかの発信者のおすすめが気になって頻繁に乗り換えてしまったりして、結果的に損をしてしまうことがあるからです。
投資信託の銘柄を選ぶポイントは、以下の4つ。
- 対象となる投資先を確認する
- 信託期間が無期限または長期のものを選ぶ
- 純資産総額の規模と推移を見る
- コストが低いものを選ぶ
詳しくみていきましょう。
①対象となる投資先を確認する
投資信託は種類が豊富で、国内株式のもの、債券だけのもの、全世界の株式で構成されたものなど、投資先はそれぞれ異なります。
一般的に、投資先の国や資産が分散されているほど値動きは小さくなるとされていますよ。
②信託期間が無期限または長期のものを選ぶ
投資信託が運用される期間を「信託期間」といいます。
ご自身が予定している運用期間より長いものか、無期限のものを選びましょう。
③純資産総額の規模と推移を見る
「純資産総額」とは、投資信託の残高を指します。
100億円以上あるか、右肩上がりに増えているかがポイントです。
純資産総額が少ないケースや右肩下がりのケースでは、運用打ち切りの可能性があります。
④コストが低いものを選ぶ
運用の中身が同じでも、手数料は商品によって異なります。
運用期間中に差し引きされる「信託報酬」ができるだけ安いものを選びましょう。
長期運用であればあるほど、将来の運用結果に差が出ますよ。
以上の4つに注目して、質問者さんが運用している投資信託について再度確認してみてくださいね。
質問者さんの貯蓄額は中央値の約4倍
40代既婚世帯の平均貯金額は889万円、中央値は220万円です。
質問者さんの土地を除いた金融資産の総額は850万円と平均を下回るものの、中央値の4倍近くです。
預貯金以外に、投資や保険も積極的に活用されています。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
生活費の6カ月分を預貯金で置いておき、残りはお金に働いてもらうことで、効率よく貯めることができますね。
まとめ
・SNSでおすすめされている金融商品を鵜呑みにするのは危険です。
・質問者さんの貯金額は中央値の約4倍です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
他の人の貯金額は……
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