アスパラガスの基礎知識
アスパラガスは、ビタミンK、ビタミンC、葉酸、食物繊維などを豊富に含む、栄養価が非常に高い野菜です。
特に春から初夏が旬で、この時期のアスパラガスは風味が濃く、甘みが強いのが特徴です。
塩で茹でる伝統的な方法
従来のアスパラガスの調理方法として、塩を加えたお湯で茹でる方法があります。
アスパラガスを含む緑色の野菜の色はクロロフィルという色素で、酸と熱に弱いです。
そのため、塩で下茹ですることで野菜の細胞を補強し、鮮やかな色を保てます。
この方法は、緑色の葉野菜全般の定番です。
アスパラガスを砂糖で下茹でするメリット
アスパラガスをより美味しく調理したい人は、砂糖で下茹でするのがおすすめです。
砂糖で下茹でする調理法には、以下のようなメリットがあります。
自然な甘みを強調できる
アスパラガスはもともとほのかな甘みを持つ野菜ですが、砂糖で下茹ですることで、甘みがさらに引き立ちます。
砂糖の甘さがアスパラガスの自然な風味を補完し、グラッセのようになりますよ。
やわらかさとシャキシャキ感のバランスがよくなる
砂糖で下茹ですると、塩にはない保湿効果をもたらすことができます。
時間がたっても適度なやわらかさと食感のバランスが取れたアスパラガスは、食べ応え◎
さまざまな料理に適しています。
下味がつけやすい
アスパラガスに軽い甘みが加わり、あとから加える調味料が一層引き立ちます。
例えば、バターソテーやグリル料理などで塩味と甘みが絶妙に調和し、風味豊かな一品に。
砂糖で下茹でする方法
砂糖で下茹でする方法は以下の通りです。
- アスパラガスの下準備をします。根元の固い部分を切り落とし、全体を水でよく洗いましょう。
- 鍋にお湯を沸騰させ、大さじ1程度の砂糖を加えます。
- アスパラガスを入れ、2〜3分ほど茹でます。やわらかくなりすぎないように注意しましょう。
- 茹で上がったアスパラガスを冷水にとって冷まし、余分な熱を取り除きます。
より美味しく食べるために
砂糖は塩と比べ、多く入れても味への影響があまりありません。砂糖で下茹ですることで茹で汁の浸透圧を高め、よりアクを抜くことができます。
ほのかに甘味が付くことで、アスパガラスなどの青野菜が苦手な子どもも食べやすくなりますよ。離乳食の段階でこの方法を試すと、野菜を好きになるかもしれません。
◆ライター・管理栄養士 / ごん太郎
管理栄養士歴15年。趣味で料理全般、スイーツ・パン作り、コーヒー、紅茶、ビールをやっています。
コーヒーについては自家焙煎歴20年以上、ビールは日本ビール検定2級をもっています。
得意ジャンルは食・健康・栄養·医療関連。
人は幸せな未来を想像するとその中に『美味しいものを食べるという項目が上がります。そのお手伝いとしての情報発信をしていきたいと願っています。
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