発酵生姜ってどんなもの?生の生姜や生姜チューブとの違い
発酵生姜とは、生姜を皮ごとすりおろし、もしくはみじん切りにして乳酸発酵させたもの。
発酵によって香りや辛味が和らぎ、まろやかで深みのある味わいになります。
生の生姜よりも乳酸菌を多く取り入れられるので、消化吸収が良くなり、腸内環境を整える効果が期待できますよ。
冷蔵庫で約半年間保存できるので、一度作っておけばとっても便利。
さらに市販の生姜チューブと異なり無添加で安心して使えるなど、いいことづくめの発酵調味料なんです。
今すぐできる!発酵生姜の作り方
発酵生姜は、自宅で手軽に作れます。
生姜をよく洗い、キッチンペーパーなどで水分をよく拭き取りましょう。
余分な水分が混ざると腐敗の原因になるので、丁寧に行ってくださいね。
乳酸発酵を促すため、必ず皮ごと使います。
汚れや黒ずんでいる箇所は、スプーンを使ってこそげ取りましょう。
適当な大きさに切り、すりおろします。
量が多いときは、フードプロセッサーがあると便利。
すりおろしではなく、せん切りやみじん切りにしてもOKです。
清潔な保存容器にすりおろした生姜を汁ごと入れ、空気が入らないように押し詰めます。
容器ギリギリまでギッチリと詰めましょう。
容器の上まで満たない場合は、ラップで表面を覆い、空気に触れないようにします。
あとは容器の蓋をしっかり閉じて、冷蔵庫で2週間発酵させたらできあがり。
発酵中は蓋を開けないようにしてください。
完成後は、冷蔵庫で約半年保存できます。
都度、清潔なスプーンで取り出して使いましょう。
酸化により少し色が濃くなったり赤みが出たりすることがありますが、問題はありません。
ぬるぬるしていたり明らかな異臭がしたりする場合は、腐敗している可能性が高いので処分しましょう。
発酵生姜の使い方
発酵生姜は、すりおろした生姜や、生姜チューブと同じように使うことができます。
まろやかな味わいなので、幅広いメニューと相性抜群。
豚の生姜焼きも、いつもの生姜を発酵生姜に置き換えることで旨味と風味が増します。
野菜炒めや肉炒めに入れても美味しいですよ。
お好みのオイルと酢を混ぜれば、爽やかな風味の生姜ドレッシングに。
お湯や紅茶、ココアに少量加えれば、ホットドリンクとしても楽しめます。
生姜を美味しく長持ちさせよう
発酵生姜は栄養価が高く、長期間保存できる優れもの。冷蔵庫に常備して生姜へのハードルを下げ、料理の幅を広げてみませんか?
◆ライター / satomi
食べること、作ることが大好きな30代。
夫婦揃って美味しいものに目がなく、週末はごはん屋さんを巡ってあちこち街歩きを楽しんでいます。
家ではハーブや野菜を育てたり、肌荒れ改善のために飲んだ甘酒をきっかけに発酵食の魅力に取り憑かれ、手軽に作れる発酵ごはんや発酵スイーツを日々研究中です。
自分の経験を活かしながら、大好きな食を通じて「美味しいしあわせ」をお届けできれば嬉しいです。
保有資格:オンラインフードクリエイター
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