冬の京都ならではの魅力やおすすめの過ごし方
京都はどの季節でもおすすめの旅行先で、もちろん冬でも楽しめます♡
冬には、冬の京都ならではの楽しみ方や見どころがたくさん。
冬の澄んだ空間のなか凜然とたたずむ美しい寺社や街並み、運がよければ雪との絶景コラボが見れることも!また、寒い時期にしかやっていないイルミネーション・ライトアップイベントなどもあります。
もちろん冬の味覚や京料理、京スイーツの食べ歩きなどのグルメも忘れてはいけませんね。
ぜひ連休や週末、年末年始・冬休みなどの休日は、家族で京都の冬を満喫しに行きましょう。
京都の冬は寒い理由は?12月1月2月の平均気温やおすすめの服装をご紹介
まずは、京都(京都市)の12月1月2月の平均気温などをご紹介します。
平均気温 | 最高気温の平均 | 最低気温の平均 | |
---|---|---|---|
12月 | 7.2℃ | 11.6℃ | 3.5℃ |
1月 | 4.8℃ | 9.1℃ | 1.5℃ |
2月 | 5.4℃ | 10.0℃ | 1.6℃ |
気温を見るとこのような感じですが、京都の冬は寒さが厳しい、底冷えする……そんな話を聞いたことはありませんか?
寒い地域から来た観光客も、寒さに驚くことがあるとも言われる冬の京都の気候。
気温はそこまで低くないのに、そう言われる理由は、京都の地形が深く関わっているようです。
京都市はいわゆる盆地で、「夏は暑く冬は寒い」エリア。四方を山に囲まれた盆地にある市内は、山の寒い空気が流れ込み、空気の性質上で冷気が下(住んでる平地)にこもりやすくなります。
また、海が遠く風が入りにくい場所であることも影響しているとか。
これが京都が冬に寒い理由であり、同時に夏の猛暑の理由でもあるそうです。
旅行中の服装は旅程に合わせて
以上のような理由もあり、寒い冬の京都旅行は服装が大切なポイントです。
アウターは、外気を通しにくい素材のロングコートやダウンコートを。最高気温10℃前後にもなると、京都でも冬本番なので、寒さを感じやすい場所にはマフラーや手袋、厚手の靴下・タイツなどを活用してください。
服の下には、機能性インナーで発熱・保湿してくれるものがおすすめです。シャツなどの上には、綿・ウールなどの保湿性に優れた素材のニット・セーターを、でも屋内は暖かいところが多いので脱ぎ着できると便利。また雪などが降っているスポットに行くときは、滑りにくい靴を選びましょう。
上記の例を参考に、京都旅行の旅程内容(外にいる時間が長い、電車・バスの移動が多い、歩き回るなど)や天気予報に合わせて、服装は選んでくださいね。
冬の京都ならではのおすすめ観光スポット5選
家族での冬の京都旅行。京都らしさや冬ならではの楽しみ方をしたい人におすすめの観光スポットをご紹介します。
子連れでも行きやすい&過ごしやすいところを厳選。電車やバスで行きやすいスポットも多いですよ。
1泊2日、もしくは2泊3日の旅程を組む時の参考にしてみてくださいね♪
金閣寺(京都市北区)
正式名称・鹿苑寺は、その美しい舎利殿“金閣”から「金閣寺(きんかくじ)」として全国的に知られています。
金閣及び周りの庭園は極楽浄土を表したものとされ、どの季節に訪れても人を魅了する圧倒的な存在感を持ちます。
冬は、運がよければ雪化粧の金閣寺が見られるかも♡白い雪が、金色をさらに引き立てます。
インパクトのある金閣寺は子どもにも、凄さがわかりやすいので、歴史や建造物などに興味を持つきっかけになるかもしれませんよ。
- 住所:〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
- アクセス:市バス金閣寺道より
- 一緒に回るおすすめモデルコース:きぬかけの路・龍安寺・船岡温泉街など
伏見稲荷大社(京都市伏見区)
日本全国に3万社あるとされる稲荷神社の総本営「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」。
霊山・稲荷山の麓にある本殿から山なかへと続く参道には、たくさんのお塚や数千もの大小の朱い鳥居が立ち並びます。
雪が降ると赤と白のコントラストが美しいですが、澄み切った冬の空気に映える朱色の鳥居をみるだけでも訪れる価値があります。また山中の参道を一周するにあたっては、暑い夏よりも冬のほうが歩きやすいとの声も!
元気いっぱいの子どもと一緒に、多くの神様がお祀りされているパワースポット・伏見稲荷大社に訪れてみてくださいね。
- 住所:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地
- アクセス:稲荷駅より徒歩すぐ
- 一緒に回るおすすめのモデルコース:醍醐寺・東寺・伏見稲荷参道商店街(お土産・食べ歩きも)など
嵯峨野トロッコ列車(京都市〜亀岡市)
「嵯峨野トロッコ列車(さがのとろっこれっしゃ)」は、保津川沿いに嵯峨野駅から亀岡駅までを運行している観光列車です。
例年1月2月は冬季休業に入りますが、12月のあいだは冬のトロッコ号に乗ることができます。
子どもをはじめ家族みんなの特別な体験・思い出になりますよ。
窓がなく寒いのでしっかりとした防寒対策が必要ですが、川沿いの渓谷美や自然を楽しむ約25分の旅に出かけましょう。タイミングがあえば、終わりかけの紅葉や早めの初雪との絶景コラボを見られることも。
また、2022年12月23日と24日はクリスマス特別臨時列車が運行され、山のライトアップや川沿いのイルミネーションを楽しめます。
<嵯峨野トロッコ列車の基本情報>- 住所:〒616-8373 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町11-1(トロッコ嵯峨野駅)
- アクセス:嵯峨嵐山駅よりすぐ(トロッコ嵯峨野駅)
- 一緒に回るおすすめモデルコース:嵐山周辺・渡月橋・竹林の道・ジオラマ京都ジャパンなど
天橋立(宮津市)
日本三景の一つ「天橋立(あまのはしだて)」は、全長約3.6kmのなかにたくさんの松の木が生い茂っています。
冬の澄み渡った空気のなかに見える天橋立は、まさに絶景。青い空、あるいは雪が降ることもあるので、美しい景色を楽しみましょう。
なお、京都でも日本海側の山間部は豪雪地帯で、気温も京都市より低いエリア。天橋立のある宮津市は、日本海側に位置する“海の京都”で、雪が降ることもあります。(※必ずではなくても、雪が降ることは珍しくないようです。)
天橋立は天橋立ビューランドや傘松公園などのように、山の上から楽しむのもおすすめです。どちらもケーブルカーやリフト・モノレールで行けるので、子連れでも行きやすいですよ。
<天橋立の基本情報>- 住所:〒626-0001 京都府宮津市文珠
- アクセス:天橋立駅より徒歩約5分
- 一緒に回るおすすめモデルコースなど:天橋立ピューランド・廻旋橋・智恩寺・近隣のご飯屋さんで丹後の海の幸をいただくのもおすすめ
美山かやぶきの里(南丹市美山町)
「美山かやぶきの里(みやまかやぶきのさと)」は、かやぶき屋根の家屋が多く残る観光スポットです。
1993年には日本の重要伝統的建造物群保存地区として選定。日本の原風景を楽しめる場所として、家族連れにも人気です。
冬には、かやぶき屋根を真っ白な雪が覆うという絶景が見られることも。
例年開催されるライトアップイベント「雪灯廊」(2023年1月28日〜2月4日)に合わせて行くのもおすすめです。
地区内には、グルメや宿泊スポットもありますよ。
- 住所:〒601-0712 京都府南丹市美山町北
- アクセス:日吉駅からバスで約1時間
- 一緒に回るおすすめモデルコース:知井八幡神社・ちいさな藍美術館(愛染をテーマとしたミュージアム)・道の駅 美山ふれあい広場など
冬の京都で堪能するグルメスポット3選
京都旅行なら、京都ならではの料理はもちろん、冬の味覚、食べ歩きなども堪能したいですよね。
なので続いては、冬の京都でおすすめのグルメスポットをご紹介します。子どもと一緒でも行きやすいところを選んでいます。
京料理・京懐石 せんしょう(京都市右京区)
京都旅行に来たのなら、冬でも他の季節でも、いただいてみたいのは京料理・京懐石。
本場の味を本場で楽しむのは、京都でしかできない体験です!
子連れだとお店選びも慎重になりますが、おすすめなのは「京料理・京懐石 せんしょう」さん。
お子様メニューや子ども用の椅子などが用意されているので、家族連れでも行きやすいでしょう。
コースが複数あるので、予算から選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
接客が良く料理の味も美味しいと口コミでの評判が高いので、京料理を食べたみたい人は候補に入れてみてくださいね。
<京料理・京懐石 せんしょうの基本情報>- 住所:〒615-0051 京都府京都市右京区西院安塚町23
- アクセス:市バス四条葛野大路よりすぐ / 西院駅より徒歩約10分
- 一緒に回るおすすめモデルコース:祇園・八坂神社・元離宮二条城など
今宮神社の門前菓子 あぶり餅(京都市北区)
「あぶり餅(あぶりもち)」とは、小さな餅を竹串に刺してから炭火で炙り、特製白味噌だれにつけた和菓子のこと。
歴史はとても古く、厄除けや病気除けのご利益があるとされた今宮神社の門前菓子です。
今宮神社の参道には、あぶり餅の「かざりや」と「一和」という2店の老舗があります。
冬でも食欲をそそる良い香りに、ふらりと立ち寄ってしまう観光客が後を絶たないとか。美味しくて、パクパクといただけますよ。家族で食べ歩きをしながら、今宮神社への参拝を合わせて行いましょう。
<あざり餅の基本情報>
- 住所:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町
- アクセス:市バス今宮神社前よりすぐ、参道にかざりやさんと一和さんがあります
- 一緒に回るおすすめモデルコース:今宮神社・大徳寺・金閣寺・京都府立植物園など
地産食堂ひさみ(京丹後市)
丹後の海の幸グルメを食べたいときにおすすめなのは、「地産食堂ひさみ(ちさんしょくどうひさみ)」。
間人漁港で水揚げされる新鮮な魚介類や地産野菜などをいただけます。冬の味覚・間人カニ(間人漁港でとれた松葉カニ)がメニューとして出ていることもあるそうですよ。
お店は海沿いにあるおしゃれなログハウスで、眺めも抜群。洋食メニューや子ども向けがあるので、家族連れにもおすすめのグルメスポットです。
<地産食堂ひさみの基本情報>- 住所:〒627-0201 京都府京丹後市丹後町間人1830
- アクセス:網野駅よりタクシーで約25分 / 与謝天橋立ICより車で約40分
- 一緒に回るおすすめモデルコース:伊根の船屋・天橋立・丹後王国食のみやこなど
家族で京都の冬を思いっきり楽しみましょう♪
京都はいつでも楽しい旅行先ですが、冬には冬ならではの魅力があります。
寺社をはじめとした観光スポットなら、寒い時期にしか見れない絶景と出会えるかもしれません。
家族連れでも楽しめるところが多いので、ぜひ子どもと一緒に冬の京都を満喫してくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。