寒くても行ってみたい♡全国の有名な冬祭り12選
冬の寒い時期に全国各地で行われる冬祭り。その土地の気候を利用した祭りも多く、雪まつりや氷まつりなど、冬ならではのイベントが楽しめます。
歴史があって伝統的な冬祭りも多いので、子どもと一緒に家族旅行のメインイベントとして参加するのもおすすめですよ。
ここでは、12月・1月・2月に開催される冬祭りをご紹介します。それぞれの歴史や内容、アクセス情報、周辺の宿泊情報・観光スポットなどまであわせてチェックしてみてくださいね♪
(※各冬祭りの開催内容は、状況により異なります。公式HPや主催者情報を確認してから予定を立ててくださいね。)
旭川冬まつり(北海道)
「旭川冬まつり」(あさひかわふゆまつり)は、除雪に困った地域の大量の雪を芸術化するアイデアから生まれた冬祭りです。
1960年に第一回が開催され、前身のアイヌの祭りを含めればすでに70年以上の歴史を持つイベントです。
世界最大級の雪像や美しい氷彫刻、ライトアップイベントなどを楽しみましょう♪子連れなら巨大滑り台なども体験してみてくださいね。
旭川グルメなどが揃う冬マルシェも人気ですよ。
- 開催時期:2025年2月6日(木)〜2月11日(火・祝)
- 会場:常盤公園付近(〒070-0044 北海道旭川市常磐公園付近)
- アクセス:旭川駅よりシャトルバスで約20分(旭川空港より旭川駅はバスで約35分)※専用駐車場なし
- 混雑予想:混雑
- 近隣の宿泊エリア情報:旭川駅周辺
- 周辺観光スポット:旭山動物園・層雲峡温泉・美瑛・富良野など
- 気候やおすすめの服装:雪深くとても寒いので、厚手アウター(ダウン・スノーウェアなど)・厚手トレーナー・ウールセーター・滑りにくい防寒靴・防寒帽子・マフラー・手袋などで完全防寒・防水。子供はアクティビティをするならスノーウェアでも。
さっぽろ雪まつり(北海道)
1950年に地元札幌の学生たちが、大通り公園に6つの雪像を作ったことが発端で始まったとされる北海道の「さっぽろ雪まつり」(さっぽろゆきまつり)。年々規模は大きくなり、全国でも最も有名な冬祭りのひとつです。
現在は大通り公園をメインに、すすきの会場・つどーむ会場などが設けられることもあります。
見ごたえたっぷりの大雪像から、ウィンターアトラクションなどがあり、大人も子供も家族みんなで楽しめます。
さっぽろテレビ塔も近く、夜のライトアップも必見です!
- 開催時期:2025年2月4日(火)〜2月11日(火・祝)
- 会場:大通り公園(〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西付近)やすすきの会場など
- アクセス:札幌駅より地下歩行空間を利用して会場へ(千歳空港より札幌駅は快速約37分)
- 混雑予想:混雑
- 近隣の宿泊情報:札幌市内
- 周辺観光スポット:円山動物園・札幌時計台・白い恋人パークなど
- 気候やおすすめの服装:とても寒いので、大通り会場などは厚手アウター・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
なまはげ柴灯まつり(秋田県)
1964年から始まった「なまはげ柴灯まつり」(なまはげせどまつり)は、北東北を代表する冬祭り・みちのく五大雪まつりの一つです。
会場となる真山神社の神事となまはげをコラボさせた観光行事です。
もちろん主役はなまはげで、踊ったり、太鼓を叩いたり、境内を練り歩いたりします。
小さい子どもにはちょっと怖いかもしれませんが、日本の伝統芸事でもあるなまはげに触れ合える貴重な機会になるでしょう◎
- 開催時期:2025年2月7日(金)〜9日(日) 18:00〜20:30予定※毎年2月の第二土曜を含む金・土・日の3日間
- 会場:真山神社(〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97)
- アクセス:男鹿駅隣接の道の駅より臨時バスで約40分(男鹿駅から秋田駅までは電車で約55分)、その他男鹿温泉郷からの臨時バス運行もあり / 昭和男鹿半島ICより車で約40分
- 混雑予想:混雑
- 近隣の宿泊情報:男鹿温泉郷など
- 周辺の観光スポット:なまはげ館・男鹿水族館GAO・男鹿真山伝承館など
- 気候やおすすめの服装:寒くて雪もあるようなところなので、厚手アウター・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
蔵王樹氷まつり(山形県)
蔵王樹氷まつりは、蔵王温泉スキー場で樹氷の見頃にあわせて行われます。蔵王ロープウェイ「地蔵山頂駅」付近では、スケールの大きな樹氷が見事です。
2024-2025シーズンは60回記念として、「松明滑走」が復活!LEDライトの光のラインをつなぐパフォーマンスが楽しめます。滑走終了後には、「冬のHANABI」も実施。
そのほか、どんどんびき(見返り滝)のライトアップなども開催されます。
<蔵王樹氷まつりの基本情報>
- 開催時期:2024年12月27日(金)〜2025年2月24日(月)※松明滑走は2025年2月1日(土)
- 会場:蔵王温泉スキー場、温泉街など
- アクセス:蔵王温泉フリーシャトルバス / 村田JCTより車で約50分
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:蔵王温泉など
- 観光スポット:蔵王温泉周辺など
- 気候やおすすめの服装:寒くて雪も多いので、厚手アウター・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
十日町雪まつり(新潟県)
十日町雪まつりは、75年前の1950(昭和25)年から開催されている伝統的な雪まつりです。現代の雪まつり発祥の地ともいわれています。“雪を友とし、雪を楽しむ”という想いで誕生しました。
市民手づくりの「雪の芸術作品」や、温かいおもてなしが人気の「おまつりひろば」など、伝統的な魅力が溢れたイベントです。
<蔵王樹氷まつりの基本情報>
- 開催時期:2025年2月15日(土)・16日(日)
- 会場:十日町市総合体育館駐車場、及び十日町市博物館・十日町情報館周辺
- アクセス:無料シャトルバス
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:松之山温泉など
- 観光スポット:美人林、清津峡渓谷トンネルなど
- 気候やおすすめの服装:寒くて雪も多いので、厚手アウター・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
湯西川温泉 かまくら祭(栃木県)
歴史ある湯西川温泉(ゆにしがわおんせん)の「かまくら祭」(ゆにしがわおんせん かまくらまつり)は、平家の里をメイン会場に開催される冬祭りです。
雪景色のなかに大小のかまくらが作られ、夜のライトアップでは非常に幻想的な雰囲気を醸し出します。
例年催される、かまくらのなかでのバーベキューや雪の滑り台なども人気。家族連れも楽しめる冬のイベントです。
<湯西川温泉 かまくらの基本情報>- 開催時期:2025年1月31日(金)〜3月2日(日) 17:30〜21:00予定
- 会場:平家の里(〒321-2601 栃木県日光市湯西川)など
- アクセス:湯西川温泉駅よりバスで約20分(栃木駅から湯西川駅までは電車で約1時間40分) / 今市ICより車で約20分
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:湯西川温泉など
- 観光スポット:湯西川温泉・日光エリアなど
- 気候やおすすめの服装:寒くて雪も多いので、厚手アウター・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
秩父夜祭(埼玉県)
関東有数の古社・秩父神社による年に一度の大祭が開かれるのは、例年12月頭。
「秩父夜祭」(ちちぶよまつり)は日本三大曳山祭の一つにも数えられ、300年以上も昔から行われてきたと言われています。
神社周辺を豪華な笠鉾と屋台の山車が曳き回され、夜空には花火が打ち上げられる華やかな冬祭り。大祭当日となる12月3日には、午後7〜10時頃までが祭りのピークになるのも特徴のひとつです。
<秩父夜祭の基本情報>- 開催時期:2024年12月2日(月)・3日(火)※毎年12月2日・3日
- 会場:秩父神社(〒368-0041 埼玉県秩父市番場町1-3)
- アクセス:秩父駅より徒歩約3分 / 花園ICより車で約30km
- 混雑予想:混雑
- 宿泊情報:秩父駅周辺など
- 観光スポット:秩父三大氷柱・三峯神社・宝登山など
- 気候やおすすめの服装:夜は寒いので、厚手アウター・マフラー・手袋・帽子などでしっかりめに防寒。
払沢の滝冬まつり(東京都)
東京都にも氷瀑を見ることができるスポットがあるのをご存知ですか?
それが檜原村(ひのはらむら)の払沢(ほっさわ)の滝で、あわせて「払沢の滝冬まつり」(ほっさわのたきふゆまつり)が開催されています。
滝が凍る氷瀑は美しい自然の神秘で、期間中はグルメを楽しめる出店が出ていることもあるそう。
駐車場やバス停からは、歩いて15分ぐらいのところにあるので、自然の絶景スポットながらもアクセスもしやすいのが魅力です。
<払沢の滝冬まつりの基本情報>- 開催時期:2024年12月上旬〜2025年03月中旬※毎年12月〜3月
- 会場:払沢の滝(〒190-0214 東京都西多摩郡檜原村本宿)
- アクセス:武蔵五日市駅からバス25分、さらにバス停から徒歩15分 / あきるのICより車で約30分
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:あきる野市・西多摩郡・青梅市などの宿泊施設
- 観光スポット:五社神社・大岳山など
- 気候やおすすめの服装:寒いので、厚手アウター(動きやすいタイプ)などでしっかり防寒、歩きやすく滑りにくい靴だと安心。
氷点下の森 氷祭り(岐阜県)
山奥の一軒宿・秋神温泉旅館が1971年から制作をはじめ、現在では飛騨高山の冬の風物詩にもなった「氷点下の森 氷祭り」(ひょうてんかのもり こおりまつり)。
地域の伝統芸能やコンサート、凍るシャボン玉、花火などが催され、極寒ながらも子どもも大人も楽しめる冬祭りです。
氷祭りは例年2月第2土曜日のみですが、厳しい環境を利用して作られた氷の世界「氷点下の森」は1月1日から2月末まで開催されています。(ライトアップは2月末日まで)
<氷点下の森 氷祭りの基本情報>- 開催時期:2025年2月8日(土)※例年2月第2土曜日
- 会場:秋神温泉氷点下の森(〒509−3313 岐阜県高山市朝日町胡桃島355)
- アクセス:久々野駅よりバスで約25分(久々野駅から高山駅は電車で約25分) / 高山より車で約40分
- 混雑予想:混雑
- 近隣の宿泊情報:秋神温泉(祭り当日は混雑なので早めに)、他高山駅や木曽町周辺など
- 周辺の観光スポット:日枝神社・飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション館など
- 気候やおすすめの服装:雪深くとても寒いところなので、厚手アウター(ダウン・スノーウェアなど)・マフラー・防寒帽子・滑りにくい防寒靴・手袋・保温肌着などで完全防寒・防水。
若草山焼き(奈良県)
「若草山焼き」(わかくさやまやき)は、人々が幽霊を怖がったことから始まったとされる冬祭り的な奈良県の伝統行事。
大昔、若草山にある鶯塚古墳(お墓)から幽霊が出てこなくさせるには山を焼くしかないという迷信が広まり、いつしか放火が絶えない危険なエリアに。そのため江戸時代末期からは東大寺・興福寺・奉行所などが立ち会いのもと、供養・鎮魂の祭礼(若草山焼き)が行われるようになったとされています。
大花火が打ち上げられた後に、山焼きが開始。周囲3800メートルが一気に燃え上がる様は圧巻です。
山焼きのは、麓だけではなく浮雲園地や春日野園などの少し離れたところからでもきれいに見ることが可能。混雑が少なく穴場のようなところもありますよ。
<若草山焼きの基本情報>
- 開催時期:2025年1月25日(土)※毎年1月第4土曜日※荒天の場合中止
- 会場:奈良公園内 若草山(〒630-8211 奈良県奈良市春日野町周辺)
- アクセス:奈良駅からバス / 天理ICより車で約30分
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:奈良市内
- 観光スポット:興福寺・ならまち・法隆寺など
- 気候やおすすめの服装:夜は寒いので、厚手アウター・マフラー・手袋・帽子などでしっかりめの防寒対策。
はだか祭り(岡山県)
日本三大奇祭のひとつとして全国的に有名な岡山県の「はだか祭り」(はだかまつり)。
西大寺観音院で毎年2月の第三土曜日夜に行われている冬祭りです。
ちょっと夜遅めなので小さい子連れだと難しいかもしれませんが、昼間には少年はだか祭りが行われることも。
2本の宝木を巡って、裸の男たちが争奪戦!見事、その宝木を手にしたものは福男となるそう。
その歴史は500年と古く、昔のお偉いお坊さんが出す守護札が福を得られるとされ、それを奪い合う人々が裸となって現在の形になったと言われています。
<はだか祭りの基本情報>- 開催時期:2025年2月15日(土)※毎年2月第3土曜日
- 会場:西大寺観音院(〒704-8116 岡山市東区西大寺中3-8-8)
- アクセス:西大寺駅より徒歩約10分(西大寺観音院まで岡山空港から車・タクシーで約1時間、バスや電車を乗り継いで約2時間) / 山陽ICより車で約30分
- 混雑予想:混雑
- 近隣の宿泊情報:岡山駅周辺・瀬戸市海岸線など
- 周辺の観光スポット:吉備津神社・岡山後楽園・鬼ノ城など
- 気候やおすすめの服装:夜は寒いので、厚手アウター・マフラー・手袋・帽子などで防寒対策。
うれしのあったかまつり(長崎県)
「うれしのあったかまつり」は、長崎県の嬉野温泉(うれしのおんせん)で2000年に始まった冬祭りです。
灯りとイルミネーションのイベントで、嬉野市内のさまざまなところに温かい灯りで彩られています。
体育館を使った大掛かりなランタンの作品・白なまずの寝床は必見。街なかに灯された灯籠もどこか懐かしい温かな灯りで訪れる人々を出迎えてくれます。
<うれしのあったかまつりの基本情報>- 開催時期:-(例年1月末〜2月初旬頃)
- 会場:佐賀県嬉野市嬉野温泉公園および嬉野温泉本通り商店街周辺、嬉野市体育館など
- アクセス:武雄温泉駅よりバスで約30分/嬉野ICより車で約5分(嬉野温泉までは長崎空港からタクシーで40分、バスのりつぎで約50分)
- 混雑予想:普通〜混雑
- 宿泊情報:嬉野温泉など
- 観光スポット:武雄・嬉野メルヘン村・御船山楽園・豊玉姫神社など
- 気候やおすすめの服装:夜は寒いので、厚手アウター・マフラー・手袋・帽子などで防寒対策。
家族で日本全国の冬祭りを見に旅行へいきましょう♪
12月から2月までの冬のあいだに、一度は行ってみたい冬祭りが全国各地で開催されています。
氷まつり・雪まつり・冬まつりなどがあり、それぞれの内容・歴史は実に多様。
週末はもちろん年始年末などに行く家族旅行のメインイベントにいかがでしょう。非日常な”祭り”を子供と一緒に楽しんでください!
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