自然堆肥ってどんなもの?

「堆肥」と聞くと、鶏ふんや牛ふんでつくられたものを思い浮かべる方が多いかもしれません。
今回ご紹介するのは、庭や畑で出る刈り草・落ち葉・生ごみが自然に分解されて土に還った「自然の堆肥」です。動物のふんは使いません!
自然の堆肥には、土の水持ちをよくする・土の温度を保つ・土をやわらかくする働きがあります。
肥料のように栄養を「与える」のではなく、土の環境そのものを整えて、野菜の生育を助けてくれるのです。
自然の堆肥のつくり方

つくり方はとてもシンプルです。庭や畑で出た刈り草や落ち葉を、一か所に積み上げておくだけ。
あとは時間が、少しずつ土へと変えてくれますよ。
草の場合、乾かしておけば、植え付けの2週間ほど前に土へ混ぜ込むだけでもしっかり分解されます。
一方、落ち葉は分解に時間がかかるので、少し堆肥にしてから使うのがおすすめです。
ひと手間かけて、30cmほど掘った穴に草や落ち葉を入れておくと◎
湿気が保たれて、分解が進みやすくなります。
我が家では、草取りで出た草や落ち葉を寝かせ、下の方から土のようになった堆肥を取り出して使っています!
市販の腐葉土を使うときのポイント

「自分でつくるのは大変そう」という方は、ホームセンターの腐葉土を使ってもかまいません。
買ってすぐより、しばらく寝かせてから使うほうが土になじみやすくなります♪
袋の中身が乾いていると分解が進みにくいので、様子を見て水を足してあげるとよいでしょう。
しっとりする程度が目安です。
ただし、水が多すぎると腐ってしまうことがあるので要注意!
釘やドライバー、画びょうなどで袋の底に数か所、小さな穴を開けておくと、余分な水分がしっかり抜けていきます。
堆肥の効果的な使い方
できた堆肥は、量と熟し具合に合わせて使い分けると無駄がありません。
堆肥がたっぷりあるときは、畝(うね)全体にまぜ込みます。
よく土に還った完熟のものなら、そのまま混ぜてOK!
まだ葉の形や草の繊維が残っているときは、混ぜてから1〜2週間ほどおいてから、種まきや植え付けをすると安心です。

堆肥が少ないときは、苗を植え付ける「植え穴」に入れましょう。
堆肥が根に近い場所に入るので、しっかり土に還った完熟のものを選びます。
移植ゴテで1〜2杯ほど混ぜてあげると、少ない量でも土の環境がよくなり、野菜の生育が促されますよ。

種をまくときは、まいたあとに上から薄くかける「覆土」として使います。
種に直接ふれる部分なので、この場合も土に近い完熟の堆肥がおすすめです。
まだ草の形が残る未熟なものは、種に負担をかけることがあるため避けた方がいいでしょう。
肥料いらずの土づくり、はじめてみて!
肥料を買わなくても、身近な刈り草や落ち葉で、土はちゃんと元気になります。
まずは草や落ち葉を積んでおくところから、少しずつ試してみてくださいね。
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