異質なクレーマー
「美術館でバイトをしていました。
当時の企画展では、体験型アートを実施していて、私はその案内係でした。
ある日、50〜60代くらいの細身の女性がこちらをじっと見ていたので、
『体験はいかがですか?』と声をかけると、
『やってみたいわ』とおっしゃったので、手順を説明しました。
『では、先にお荷物をロッカーに預けていただけますか?』
すると、急に女性のお客様は激怒!
『あなたの日本語はわからない!』と怒鳴り始めたのです。
その後、どんなに言い方を変えても、
『意味がわからない』
『責任者を呼べ!』と理不尽に騒ぐだけ。
収集がつかなくなったので、一旦企画責任者を呼ぶことに。
責任者が来ると、なんと顔見知りでした。
どうやら常連のクレーマーさんだったようです。
責任者が来た途端、ご満悦な表情になり、かなり上から目線で責任者にいろいろ言っていました。
その後、『やっぱりアートは体験しなきゃね』と、再度体験を希望。
おそるおそる、私が再度説明すると、
『あなたの説明はわかりやすいわ!』
説明自体は最初と何も変えていないのに?
『さっきの人と違う人でしょ!とってもわかりやすいもの!』
とまで言い出す始末。面倒くさくなった私は、
『そうです!交代してきました!』と言って、ご案内を進めました。
その後、女性はニッコニコで帰っていきました。
あれほど変な人は、初めて見ました……」(20代女性)
気分?いちゃもん?
正しさや言葉づかいではなく、自分の機嫌次第で態度を変える人もいるのかもしれません。
そのような相手には、まともに取り合わず“心でスルー”することも大切なスキル。
理不尽な言いがかりも、うまく切り替えて対応する技術に拍手!
※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています
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