59歳、人事の給与明細

【リアル給与明細】59歳、人事。住宅ローンもあり定年後が不安……。老後はいくら必要?【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【59歳 人事】
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sino
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2025.10.02

【リアル給与明細】59歳、人事の場合

59歳、製造業の給与明細

プロフィール

59歳、男性
製造業の人事

▼現状
仕事内容は、会社の人事規定、採用、福利厚生、企画など。
労働時間は月160時間、残業は11時間程度。
ボーナスは150万円程度。

【相談内容】まもなく定年をむかえます。物価高のなか、住宅ローンも残っていて不安です。母と妻との3人暮らしですが、定年後はどの程度あれば「なんとか」暮らせるでしょうか。

解説するのは……

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?

質問者さんは、物価高のなか、住宅ローンも残っている状況に不安を感じていらっしゃるのですね。

ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。

質問者さんの現在の収入を年収換算すると約625万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の庶務・人事事務員の平均年収は約624万円*。

*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001224440&tclass2=000001225782&tclass3=000001225788&stat_infid=000040247858&tclass4val=0

質問者さんのお給料は、平均的な水準と言えそうです。

減る支出・増える支出から考える定年後の暮らし

質問者さんは、定年後にどの程度お金があれば「なんとか」暮らせるかをお知りになりたいのですね。
定年後に必要なお金は、今の家計をベースに「減る支出」と「増える支出」を整理することで、現実的な金額が見えてきます。

①定年後に減る支出を整理する

まずは、定年前にかかっていたけれど、定年後は不要になる支出を考えてみましょう。
たとえば、会社に通うための昼食代や仕事仲間との交際費、勤務用の衣類などです。

②定年後に必要になる支出を足す

次に、定年後に追加で必要となるお金を足します。
医療費や介護費は年齢とともに増えていくため、早めに積み立てて備えることが安心につながりますよ。

また、自宅で過ごす時間が長くなる分、食費や光熱費が増えるので、忘れずに加えておきましょう。

③トータルで生活費をイメージする

最後に、不要になる支出をマイナスし、必要になる支出をプラスすれば、定年後に「なんとか暮らせる」金額が見えてきます。

そのうえで、退職金や年金をベースに、交際費や趣味にどの程度まわせるかを検討すると自分らしく暮らせる」具体的な生活プランの設計ができますよ。

まとめ

悩む男性出典:stock.adobe.com

・定年後に「なんとか」暮らせる生活費は「減る支出」と「増える支出」を整理すれば見えてきます。

・退職金や年金をベースに、楽しみにどの程度お金を回せるかを検討することで「自分らしく暮らせる」具体的な生活プラン設計ができます。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡