口癖「普通は〜」
「会社の直属の上司は、何を話すにも『普通は〜〇〇だよね』が口癖でした。
『普通に考えたらわかると思うけど〜』
『普通ならこっちだけどね』
など、自分の価値観や考え方を一切曲げず、押し通す人。
何を話すときでも、この“普通”を基準にするので、周りとのソリが合わず衝突が増えていきました。
上司の言動が、ついに取引先まで怒らせる事態に発展。
『普通って何ですか!?』
『私たちの考えが“普通”ではないと、バカにしているのですか?』
『当初の契約と、あなたの普通では話が違います!それ以上、工数が増えるなら契約違反になりますよ』
と、取引先から猛クレーム!
最後には契約解消を突きつけられてしまいました。
結果、上層部からも
『自分の普通を人の普通だと決めつけるな!育った環境や考え方は人それぞれだ』
と厳しく注意され、上司は完全に意気消沈。
その後は口癖だった『普通は〜』という言葉を完全封印しているようです。
しばらくは、ぎこちない会話しかできませんでした。
きっと言葉を選んで話していたのでしょう。
今では、上司には“必要以上に近寄らない”“会話は最小限”が私たちの間での暗黙の了解です」(40代男性)
対応を見誤ると痛い目に
自分の価値観を“普通”として押し付けた上司が、取引先とのトラブルをきっかけに撃沈。
どんなに正論に見えても、相手を尊重しない言葉は信頼を損ねてしまいます。
コミュニケーションには、柔軟な思考と相手を思いやる姿勢が必要ですね。
※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています
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