持ち物は事前に確認
お墓参りの定番の持ち物は、お花・お線香・マッチやライター・お供え物・数珠。
気軽なお墓参りであれば、必ずしも数珠は必要ありません。
義実家では、“決まったお花屋さん”や“定番のお線香”があるかもしれません。
勝手に用意すると迷惑になってしまうこともあるので、必ず事前に義両親や夫に確認してから準備しましょう。
義両親主導でお墓参りに行く場合、準備は済んでいることも多いです。
掃除用の雑巾・手桶・ひしゃくが必要なこともありますが、多くの場合はお墓に備え付けられています。
念のため、軍手やウェットティッシュなどを持っていくと安心ですよ。
お墓の掃除は積極的に
到着したら、まずは掃除。
落ち葉を拾ったり、墓石を軽く拭いたりといった作業を、黙々と手伝うだけでも印象はよくなります。
義両親が主導で作業する場合でも、「これ、やりますね」と声をかけると好感度アップ!
身なりは、動きやすい服装と汚れてもいい靴がベターです。
掃除をするとわかっているのであれば、白っぽいひらひらした服やヒールの靴は避けましょうね。
もしお盆のお墓参りより何日か前に到着して数泊するなら、「お墓掃除がまだであれば行ってきましょうか?」と声をかけるとさらに好印象です。
お参りの作法を合わせる
手順やお経の有無など、宗派によってお参りの作法は異なります。
義実家のお墓参りでは、自分流にこだわらず義家族のやり方に合わせましょう。
わからなければ、夫の隣で見よう見まねでOK!
“失礼のないように”という姿勢が大事です。
香典やお供えは必要?
年忌法要や新盆などの場合は、香典やお供えを持参した方がよいですね。
初めてのときは金額相場や品物選びに迷うので、事前に夫や義両親に相談を!
「いらないよ」と言われても社交辞令の場合もあるので、慎重に判断しましょう。
お彼岸やお盆など、カジュアルなお参りだけなら義実家への手土産程度で十分なこともあります。
もし、亡くなった故人を知っているのであれば、「おばあちゃんにお供えしてください」などと好物をお供え物として用意するのも素敵です。
帰宅後のお礼も忘れずに
お墓参りのあと、自宅に帰宅するようであれば、「家に着きました。今日はご一緒させていただきありがとうございました。」といったようにLINEなどを送っておくと好印象です!
積極的に手伝う姿勢と気持ちを寄せることが大切
義実家でのお墓参りは“作法を守る”ことよりも、義両親が何をしてほしいと思っているのかに気を配りましょう。
多少作法が違っても、掃除を手伝い、真剣に手を合わせ、感謝を忘れなければ、ご先祖様や義両親にも気持ちは伝わります。
たとえ“嫁として完璧”というのは難しくても、家族の一員として寄り添う姿勢を大切にしてくださいね。

◆yukari.t
葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。
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