【お墓参り】お供え物&お花の選び方①お供え物は故人が好きだったもの+季節のものを選ぶのが基本
お墓へ持っていくお供え物の第一候補は、故人が生前好きだった食べ物や飲み物です。
例えば「おじいちゃんはビールが好きだったなぁ」や「おばあちゃんはお団子を買っていくと喜んでくれたなぁ」など、そんな理由で大丈夫です。
好物が思いつかない……という方も安心してください!
迷ったときは旬の果物や和菓子など「季節を感じられるもの」でも◎
その時期らしいものをお供えすることで、自然と丁寧なお参りになりますよ。
【お墓参り】お供え物&お花の選び方②トゲ&毒のある花はNG!
お花選びで重要なのが、バラやアザミのようにトゲのあるお花や、スイセンや彼岸花などの毒を持つ花を避けること。
理由は、ご先祖様がけがをしてしまうともされていますが、殺生に近い攻撃性を連想させるためNGとされています。
お花屋さんに行って、「お墓参り用の花束」を買っても良いですし、故人が好きだった花があればリクエストして花束にしてもらうのも素敵ですね。
※最近は売られているバラはトゲが処理してあるものがほとんどですし、故人が好きだったからといって気にしない方も増えています。
【お墓参り】お供え物&お花の選び方③香りが強すぎる花は控えめに
お花の良い香りが好きな方は多いと思います。
ですが、ユリやクチナシなどは香りがとても強いため、お線香の香りと混ざると不快に感じることも。
お墓では、お線香の香りがお供えのメインとなるので、基本は菊やカーネーション、リンドウなど香りが控えめなお花がおすすめです。
【お墓参り】お供え物&お花の選び方④お花は左右対称に飾るのが見た目も気持ちも◎
お墓の花立は左右一対に設置されていることがほとんどですので、それぞれに花束を飾るのが基本マナーです!
同じ花束を二つ用意するか、こだわる場合は左右対称に花を配置した花束にしても良いでしょう。
色合いやボリュームにも気を配って、左右バランスよく配置すると見た目も整って気持ちよく参拝できますね。
【お墓参り】お供え物&お花の選び方⑤お花を挿す前に、お掃除をお忘れなく!
いくらキレイなお花を持って行っても、花立てが汚れていたら台無し!
まずはお墓まわりを軽く掃除して、古いお花や水を取り替えて花立の中をきれいにしてから新しいお花を挿すようにしましょうね。
少しの気配りで失敗しないお墓参りを
お墓参りは故人やご先祖様への感謝を伝える大切な時間。
だからこそ、お供え物やお花も「何を選ぶか」だけでなく、「どう供えるか」も大事なポイントです。
今回ご紹介した5つのマナーを意識して、気持ちのこもったお墓参りをしてみてくださいね。
※墓地・霊園の規則で写真撮影が禁止されている場合はやめましょう。

◆yukari.t
葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。
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