お墓参りに行くときの持ち物
まずは持ち物を準備します。
線香や花などのお供え物、故人が好きだった食べ物なども用意してもよいでしょう。
そのほか、掃除道具が必要です。
バケツやたわしなどは墓地で貸し出してもらえる場合もありますが、雑巾などは自分で用意してくださいね。
草取りが必要な墓地であれば、鎌や軍手、ごみ袋なども必要です。
夏場に草取りをする場合は、日差し対策で帽子、水分補給用の飲み物なども忘れないようにしましょう!
お墓に着いたらお掃除からはじめよう
お墓に着いたらまずはお掃除です。
墓石周りの雑草を取り、ゴミや枯れ葉、小枝があれば一緒に処分します。
その後、墓石本体をきれいにしていきます。
基本的には上から下、奥から手前に掃除を進めるとスムーズです!
墓石の汚れがひどくない場合は、水洗いで十分。
専用洗剤以外を使用すると、墓石を傷つけてしまったり、変色させてしまったりすることもあるので注意しましょう。
掃除をしたあとは、乾いた雑巾で乾拭きするとカビやコケの防止になりますよ。
きれいになったらお供えを
お墓周辺、墓石本体の掃除が終わってきれいになったら、線香と花をお供えします。
花は左右対称に飾るのが一般的です。
故人の好きだった食べ物や飲み物を持参している場合は、お供えしてから線香に火をつけ、手を合わせてお祈りします。
なお、花以外のお供え物はその場で食べきるか持ち帰るのがマナーです。
火をつけるのにろうそくを使用した場合は、そのまま放置すると高温でろうそく自体が溶けて墓石にこびりついてしまうこともあるので、こちらも持ち帰ったほうがよいでしょう。
お墓参りはご先祖様への感謝と供養の気持ちが大事
お墓参りに正解はありますが、細かい作法にとらわれすぎる必要はありません。
大切なのはご先祖様への感謝と供養の気持ちです。
年に1回でも、ふと思い立ったときでもOK。
気軽にお墓参りに行ってみてはいかがでしょうか。

◆yukari.t
葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。
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