【貯蓄額】35歳、女性の場合
プロフィール
35歳、女性
フリーランスのコンサルティング
夫(36歳、会社員)、子(7歳、5歳)との4人暮らし
世帯年収800万円
【相談内容】将来、自分の介護費用はいくらかかる?
「子どもの学費と親の介護費がかかり貯金が足りなくなりそうです。将来、自分に介護が必要になった場合の費用が心配です」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同じ30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの資産総額は1,300万円と、平均値・中央値とも大きく上回っていますね。
介護資金の不安を減らすために今からできること
質問者さんは、将来の介護費用の備えについてお悩みなのですね。
介護にかかる費用の平均は約490万円
介護にかかる費用の平均は月額約9万円*、介護期間は約4年7ヶ月(55か月)*、総額約495万円です。
もちろん、介護の内容や自宅での介護か施設入所かによって費用は大きく変わりますが、ひとつの参考として覚えておくとよいでしょう。
*……参考:公益財団法人 生命保険文化センター「2024(令和6)年度生命保険に関する全国実態調査」
将来の介護不安には早めの準備を
介護は、費用も期間も人によって大きく異なります。
いざ必要になってから慌てないよう、早めに準備を始めておくと安心感が増しますよ。
介護保険制度の仕組みを理解する
自己負担割合や利用できるサービスの範囲を事前に確認し、公的支援を最大限に活用しましょう。
資金の備えをはじめる
介護用の貯蓄を始めるほかにも、資産運用も上手に組み合わせてお金を育てるのもおすすめです。
活用できる制度を知る
老後に使える制度のひとつが「リバースモーゲージ」。
持ち家に住み続けながら家を担保にお金を借りられるため、自宅を売らずに施設入居費などを用意できます。
活用できる制度を多く知っておくことは、安心感につながりますよ。
*……参考:国民生活センター「リバースモーゲージとリースバック」
まとめ
・介護にかかる費用の平均は、総額約495万円です。
・介護費用の不安を減らすには、利用できる制度を理解し、早い段階から資金準備を始めることが大切です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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