【仏壇のお花】お供えのマナー①生花を供える理由
仏壇に供えるお花は、「仏様の慈悲」を表すとのこと。
「諸行無常」という言葉があるように、全てのものは移り変わっていきます。
生花も時間と共に姿が変わり、いずれは枯れてしまいますよね。
移り変わりを教えてくれるものとして、生花をお供えするのだそうです。
仏様の慈悲を表すものだからこそ、「三具足」の一つとして花入れが設けられており、そこにお花を生けることが大切だと考えられています。
【仏壇のお花】お供えのマナー②造花はOK?使用の可否と条件
お花を飾る意味を考えれば生花が望ましいですが、管理が難しい場合は造花でも問題ありません。
特に暑い季節は、水を頻繁に変えなければならないので大変ですよね。
場合によっては、造花を使った方が仏壇をきれいに保てることもあります。
管理しきれずに枯れたお花を放置するよりは、仏壇がきれいな状態である方がいいそうです。
そのため、造花をお供えするのもOKとされているとのことですよ。
【仏壇のお花】お供えのマナー②お花を供える際の注意点
お花を供える際の注意点の一つとして、四十九日までは白いお花を使用することが挙げられます。
また、仏壇に対して左右対称に生けることや、お花の種類を3種類または5種類用意することも推奨されているのだとか。
お花には、「仏様が私たちに慈悲を教えてくださる」という意味があるそうです。
そのため、仏壇を見たときにお花が自分たちに向いているように配置すると◎
供えるお花の意味を知り、次世代へ伝えよう
今まで深く考えず、当たり前のように行ってきた仏壇へお花を供えるという行為。ですが、仏様の慈悲を表すという深い意味が込められていることがわかりました。教養の一つとして、次の世代にも伝えていきたいですね。
動画本編では、花立が一つの場合の活け場所も解説しています。いざというときに慌てないよう、あわせてチェックしてみてくださいね。

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