【リアル給与明細】63歳、教員の場合
プロフィール
63歳、女性
公務員、教員
▼現状
仕事内容は、生徒の指導。
労働時間は月160時間、残業は25時間程度。
ボーナスは56万円程度。
【相談内容】再任用として勤務しているので、重要な仕事を任されるのに給料はほかの職員の7割程度です。安心、安全にお金を増やしたいと考えています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、重要な仕事を任されているのに再任用でお給料が少ないことに不満をお持ちなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約496万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の小・中学校教員の平均年収は約840万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、再任用であることを加味しても平均的な水準より低めであると言えそうです。
63歳から始める安心・安全な資産運用の方法4選
質問者さんは、安心・安全にお金を増やしたいと考えておられるのですね。
現在63歳でいらっしゃるので、大きなリスクを取る投資は避けたいところです。
リスクが低く安定した運用ができる方法を4つご紹介します。
1. 定期預金で安定的に資産を守る
元本保証がある定期預金を活用する方法です。
金利は低いものの元本が減る心配がないため、リスクを取らずに資産を守れます。
2. 個人向け国債で確実に利息を得る
個人向け国債は、元本保証があり一定の利息が得られる商品です。
特に変動金利型の10年満期国債は、金利が上昇した場合でも対応できるため、長期的な運用に向いています。
日本政府が発行しているため、リスクが非常に低い投資といえます。
3. 債券型投資信託を検討する
リスクは低いものの、少しでもリターンを狙いたい場合は債券型投資信託も検討してみてください。
債券は株式よりもリスクが低く、安定した収益を期待できます。
投資信託は複数の債券に分散投資するため、リスクを抑えた運用が可能です。
4. iDeCoを使って節税しつつ老後資金を増やす
63歳でもiDeCoに加入することができ、掛け金が所得控除の対象となるため、節税しつつ老後資金を積み立てられます。
元本保証商品がおすすめですが、長期的な運用を考えるならリスク分散の効いた全世界・全米のインデックス投資信託を検討してみてください。
これらの選択肢を組み合わせることで、リスクを抑えつつ、安心してお金を増やすことが期待できます。
安全性を重視しつつ、少しずつお金を成長させられる方法を選んでくださいね。
まとめ
・63歳から始める安心・安全な資産運用のおすすめは「定期預金」「個人向け国債」「債権型投資商品」「iDeCo」の4つです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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