【リアル給与明細】49歳、看護師の場合
プロフィール
49歳、女性
看護師
▼現状
仕事内容は、訪問看護業務。
労働時間は月170時間、残業は15時間程度。
ボーナスは50万円程度。
【相談内容】今の職場はお給料が低いですが、働きやすいので転職は考えていません。その代わり副業を始めたいのですが、いくらまで稼ぐのが得ですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、今の職場はお給料が低いとお考えなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約462万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の看護師の平均年収は約572万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、平均的な水準より低めと言えそうです。
副業はいくら稼ぐと得なの?
質問者さんは、副業でいくら稼ぐと得になるのかを知りたいのですね。
副業収入について一概に「この金額が得」とは言えませんが、税金や確定申告の観点から、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
20万円以下なら確定申告不要
副業で得た利益が年間20万円以下であれば、「雑所得」となり確定申告は不要です。
つまり、20万円以下の利益なら、税金を気にせず副業をスタートできると言えます。
副業が本格化したら青色申告
副業が本格化してきたら、青色申告控除を活用するのがおすすめです。
青色申告控除を使うと、最大65万円までの所得が非課税になります。
そのため、副業で稼いだうちの65万円に税金がかからず、結果として税金を抑えることができます。
経費計上も忘れずに
副業に必要なものを買うお金、例えばパソコン代や交通費などを「経費」として申告できます。
経費を上手に活用することで、税金を少なくできますよ。
副業を始める前にこれらのポイントを押さえておくと、安心して取り組めるでしょう。
まとめ
・質問者さんのお給料は、平均的な水準よりも低めです。
・副業を始める際は「20万円以下なら確定申告不要」「副業が本格化したら青色申告」「経費計上」を押さえておきましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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