【リアル給与明細】35歳、マシンオペレーターの場合
プロフィール
35歳、男性
製造業のマシンオペレーター
▼現状
ボーナスは年間36万円。
労働時間は月124時間、残業は月44時間程度。
【相談内容】繁忙期と閑散期で給料にばらつきがあります。不安定な中、教育費を十分に貯めることはできますか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より高い水準
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、35〜39歳の金属工作機械作業従事者の平均月給は33.4万円*。
質問者さんの月収は約32.2万円とほぼ同じ水準です。
しかし、ボーナスの平均は88.8万円*と、質問者さんの36万円と比べると大きく差があります。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
質問者さんは、繁忙期と閑散期の残業の差が大きく、毎月の手取りにばらつきがあることが気になっているようですね。
大学進学にはいくらかかる?
進路によって異なりますが、大学進学にかかる費用は415万〜736万円とされています。
- 私立大学(理系):入学金46.6万円+授業料172.4万円×4年=736.2万円*
- 私立大学(文系):入学金40.6万円+授業料145.2万円×4年=621.4万円*
- 国公立大学:入学金28.6万円+授業料96.6万円×4年=415万円*
*……参考:日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」
また、一人暮らしをするのであれば、生活費の仕送りも必要になるでしょう。
教育費は、銀行預金以外にもNISAや学資保険で貯めることもできます。
大学進学までに運用期間が長くとれるのであれば、一部は運用して備えることも検討しましょう。
そのほか、奨学金や教育ローンを利用する方法もあります。
給料が不安定な中、計画的に貯金するには?
質問者さんの場合、繁忙期と閑散期の給料に差があり、計画的な貯金が難しいとのこと。
手取りにばらつきがある方は、3カ月や半年単位での家計管理がおすすめです。
まずは、過去の繁忙期と閑散期の手取りの金額を確認しましょう。
月単位で決まった金額を貯蓄するのは難しいかもしれませんが、数カ月単位で目標を設定することで管理がしやすくなりますよ。
閑散期の収入の補填には、副業を検討しましょう。
時間や労力はかかりますが、個人で稼ぐスキルがつきます。
クラウドソーシングサイトを活用すれば、これまでに培った知識や経験を活かしながらご自身の都合に合わせて働けますよ。
まとめ
・大学進学には、415万〜736万円かかる。
・月給にばらつきがある方には数カ月単位での家計管理がおすすめ。
・閑散期は副業で収入を補填することで貯蓄のスピードがアップ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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