【リアル給与明細】38歳、営業職。資格を取ったのに給料が下がった……。納得できません【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【38歳 営業】

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sino
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2025.03.18

【リアル給与明細】38歳、営業の場合

38歳、営業職の給与明細

プロフィール

38歳、男性
建設業営業

▼現状
仕事内容は、営業、設計、監理、打ち合わせなど、住宅建設に関わる業務一式。
労働時間は月200時間、残業は16時間程度。
ボーナスは寸志(1万円)程度。

【相談内容】国家資格である一級建築士を取得したのに毎年給料が減っていきます。転職した方がいいですか?

解説するのは……

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?

平均給与

質問者さんはお給料が減っていくことに不満を感じ、転職をお考えなのですね。

ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。

質問者さんの現在の収入を年収換算すると約409万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の営業職の平均年収は約572万円*です。

*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

このことから、質問者さんのお給料は平均的な水準より低めと言えそうです。

給料が下がる?今後のキャリアプランを見直そう

質問者さんは一級建築士の資格を取得したにもかかわらず、毎年お給料が下がっていく状況とのこと。

このような場合は、今後のキャリアプランを見直すことが重要です
会社によっては、資格があっても業績や職種によって給料に反映されないこともあり得ます。
質問者さんがお持ちの一級建築士は、建築士として働けば700万円以上の高年収が狙える資格です。
しかし、主な業務が営業であれば、そのゾーンの年収が叶わないこともあるでしょう。
まずは、現在の会社で資格を活かした業務ができるかを確認し、給与交渉をしてみてください。

昇給が難しい場合は、転職がおすすめ。
一級建築士の資格は、転職市場で高く評価されます。
設計事務所や大手ゼネコンなど、資格を活かせるポジションでのキャリアアップを考えてみてください。

質問者さんのお給料が年々下がっているということは、お勤めの会社は業績が良くないと考えざるを得ません。
転職理由が会社の業績悪化によるものであれば、就職活動に悪影響は出にくいでしょう。

質問者さんの頑張りがお給料に反映される会社に転職できるよう、少しずつ準備を進められるといいですね。

まとめ

パソコンで仕事をしている男性出典:stock.adobe.com

・資格を取得してもお給料が上がらない場合はキャリアプランを見直しましょう。

・お勤め先での昇給が難しい場合は、転職をおすすめします。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡