【リアル給与明細】35歳、企画職の場合
プロフィール
35歳、男性
製造業(化学)、企画職
▼現状
仕事内容は物流部門での企画と管理。
ボーナスは年間165万円。
労働時間は月142.5時間、残業は12時間程度。
【相談内容】転職せずに手取りを月5万円増やす方法を教えてください。
解説するのは…
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
手取りを5万円増やすには?
質問者さんは、転職せずに月5万円の収入アップを目指しているようですね。
そこで今回は、「節税」「投資」「副業」の3つのポイントで、手取りを増やす方法をご紹介します。
使える制度は上手く活用してみてくださいね。
会社員ができる節税は?
毎月のお給料から引かれる税金ですが、会社員でも節税できる方法があります。
主な制度は6つです。
- 扶養控除
- 医療費控除
- 保険料控除
- 住宅ローン控除
- iDeCo
- ふるさと納税
使える控除を利用することで所得が下がり、所得税や住民税を下げられますよ。
ふるさと納税は、厳密に言うと節税ではなく税金の前払いにはなりますが、返礼品を受け取ることで家計の負担を減らすことができますね。
サラリーマンにはNISAで投資信託がおすすめ
普段、お仕事や育児などで忙しい方には、投資信託での運用がおすすめです。
なぜなら、投資信託は運用をプロにお任せできるので、ほったらかし投資ができるから。
例えば、全世界株式の投資信託には1つの銘柄に数千社の企業の株式が組み込まれていますが、運用会社が比率などを調整してくれています。
また、100円から投資ができるのも嬉しいポイントです。
投資信託であれば、初心者の方も少額から始めやすいのが特徴。
NISAで運用すれば、利益の全額を非課税で受け取れます。
副業で収入源を増やす方法もある
副業は時間や労力がかかりますが、個人で稼ぐスキルが身に付くためおすすめ。
クラウドソーシングサイトで案件を探すと効率的ですよ。
サクッと作業したいのであれば、「タスク」の案件で隙間時間を活用できます。
また、ご自身の知識や経験を活かした「ライティング」や「コンサルティング」などの案件もあります。
登録は自宅でネットで簡単にできるので、一度見てみてくださいね。
質問者さんの年収は平均より高い水準
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、35〜39歳企画事務員の平均月給は41.4万円*であるのに対し、質問者さんは45.1万円と平均を3.7万円ほど上回っています。
また、ボーナスの平均は年間155万円*であるのに対し、質問者さんは165万円と10万円ほど高いようです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
現在お勤めの会社は、給与水準が高い傾向にあります。
残業も12時間とそれほど多くないようなので、転職せずに今の職場でのキャリアアップがおすすめです。
まとめ
・会社員でも節税できる方法は6つ。
・忙しいサラリーマンには投資信託での運用がおすすめ。
・クラウドソーシングサイトを利用して隙間時間で収入を得られる。
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