【リアル給与明細】32歳、作業療法士の場合
プロフィール
32歳、男性
作業療法士
▼現状
福祉サービス業7年目。
業務は作業療法士として障害者の一般就労の支援。
労働時間は月160時間、残業は月1時間程度。
ボーナスは年30万円。
【相談内容】3〜5万円収入を増やしたいのですが、在宅でできるおすすめの副業はありますか?
解説するのは……
◆松田亮太
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
大学卒業後、地方銀行、外資系生命保険会社を経て、現在FP事務所に勤務中。
年収が平均よりも低いため収入増加が必要
相談者さんは7年間作業療法士としてお勤めされており、現在の年収は約322万円です。
月3〜5万円収入増加を考えており、お子さまのお世話もあるため在宅でできる副業を検討中とのこと。
同年代の平均年収は約485万円、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」による作業療法士の平均年収は約403万円*であり、相談者さんの年収はいずれよりも低くなっています。
将来の教育費も考えれば、少しでも収入を増やしたいところでしょう。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
おすすめの副業は?
在宅でできる副業は多数ありますが、ポイントサイトの利用やアンケートモニターなど手軽にすぐ始められるものは報酬が低い傾向にあります。
また、フリマアプリでの不要品の販売は、ある程度の収入は見込めるものの、長く続かないことも。
副業選びの中で需要なポイントは、どれほどの収入があるか(収益性)と、長く続けられるか(継続性)の2点です。
クラウドソーシングサービスの利用がおすすめ
相談者さんには、クラウドソーシングサービスの利用がおすすめ。
クラウドソーシングは会社や個人がインターネットで不特定多数の人に業務を依頼するビジネス形態で、パソコンで完結できる業務がほとんどです。
報酬は業務内容や依頼者によってさまざまですが、月3〜5万円であれば十分可能。
長期の業務もあります。
つまり、クラウドソーシングサービスは収益性も継続性もある副業ということです。
お子さんが寝たあとのちょっとした時間を活かせば、生活リズムを大きく変えずに副業できます。
これまでの経験を活かせる業務からのスタートがおすすめ
クラウドソーシングサービスで募集されている代表的な業務は、以下のとおりです。
- 記事作成・監修:Webでの記事の作成や、作成された記事の監修。1文字=0.5円〜2円以内がほとんど。専門性が高い記事ほど高単価になる傾向。
- データ入力:請求書や経費などのデータ入力。時給制のところも。
- ブログ作成:ブログの作成代行。報酬は記事作成と同程度。
- アンケート回答:簡単だが単価はかなり低く、1アンケートで10〜100円程度。
- SNS運用代行:コンテンツの投稿やフォロワーとのやりとりの代理業務。単価はさまざま。
- 動画作成・編集:経験がないと難しいが1本=10万円など高単価の依頼も。
相談者さんは作業療法士であるため、経験を活かした記事作成は単価が高くなる可能性があります。
いずれの業務も始めは慣れないことも多く、望むような収入が得られないかもしれませんが、長期継続するほど安定した副業になるはず。
少しずつでもチャレンジして、収入を増やしましょう。
まとめ
・副業は収益性と継続性が重要。
・クラウドソーシングサービスは収益性、継続性がある副業。
・クラウドソーシングサービスでは経験を活かせる業務からスタートするのがおすすめ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。