【リアル給与明細】37歳、事務職の場合
プロフィール
37歳、男性
事務職
▼現状
仕事内容は、書類の作成・処理 書類のファイリングなど。
労働時間は月160時間、残業は32時間程度。
ボーナス288万円程度。
【相談内容】残業手当はつきますが基本給が低いです。将来的にはもう少し基本給の高い仕事に転職したいと思っています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんは、現在のお給料は基本給が安いと感じておられるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約648万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の庶務・人事事務員の平均年収は約482万円*です。
*……参考：厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりもかなり高い水準と言えそうです。
転職を考えている方への注意点とアドバイス
質問者さんは37歳で転職をお考えとのこと。
転職市場での競争が激化する年齢層のため、行動は早い方がよいでしょう。
注意したいのは、質問者さんの現在のお給料額が同年代・同職種の平均と比べてかなり高めであるという点。
そのため、転職しても必ずしも今よりも収入が上がるとは言えません。
それでも転職を希望する場合のアドバイスは、以下の2つです。
- 転職エージェントの利用
- 副業の活用
転職エージェントの利用
転職を成功させるためには、自分の強みや市場価値を理解することが不可欠です。
しかし、何をしたら良いかわからない、あるいはどの方向に進むべきか迷っている場合は、転職エージェントの利用がおすすめ。
転職エージェントは専門的な知識を持っており、あなたの強みや適性を客観的に評価して最適な求人を紹介してくれます。
面接対策や書類作成のアドバイスもしてくれるため、よりスムーズな転職活動が可能です。
副業の活用
自分に合った転職先を見つけられない場合は、副業を通じて自分の興味や可能性を探るのも一つ。
副業では、普段の仕事とは異なる分野でスキルを磨いたり、新たな経験を積んだりできます。
趣味を活かしたビジネスやオンラインでのフリーランス活動などを通じて、やりたいことを見つけられるかもしれません。
副業で得た経験は、将来の転職活動においても大きなアピールポイントとなるでしょう。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料額は、平均よりもかなり高い水準です。
・質問者さんへの転職アドバイスは『転職エージェントの利用』『副業の活用』の2つです。
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