【貯蓄額】46歳、男性の場合
プロフィール
46歳、男性
不動産業の事務職、年収520万円。
母(75歳、パート)と2人暮らし
【相談内容】保険に入っていなくて不安です……。
「生命保険に加入していませんが、今からでも加入すべきでか悩んでいます。これまで貯蓄しておけば対応できると思い加入する必要性を感じられませんでしたが、やはり掛け捨てでも加入しておいた方が良いのでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である、40代単身世帯の貯金額は、平均が559万円・中央値が47万円です。
質問者さんの資産額は約1,100万円で、これは平均貯金額の約2倍、中央値の約23.4倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
※質問者さんのお母様の年収が不明のため、単身世帯の貯蓄額とを比較しています。
掛け捨て保険に加入すべき?それとも貯蓄で備えるべき?
質問者さんは現在生命保険に入っておらず、今からでも掛け捨ての保険に加入すべきか悩んでいるのですね。
質問者さんが『必要性を感じなかった』とお考えになったとおり、私たちは民間の保険に入らなくても、すでに公的保険で手厚く守られています。
日本の公的保険制度では、手術や入院の際に高額療養費制度が適用され、自己負担額を抑えられます。
一定期間働けない場合には傷病手当金や失業保険も。
万が一、障害が残って再び働くことが困難な場合は、収入補償として障害年金制度を利用できます。
そのため、ある程度の貯蓄があるのなら、民間の保険には入らず万が一の備えを貯蓄で賄うのは合理的な選択でしょう。
貯蓄が十分にあれば急な出費にも対応できるため、心の余裕も生まれますよね。
ただし、保険には「安心感をお金で買う手段」としての役割もあります。
「いつか怪我や病気で収入が減るかもしれない」という不安を少しでも軽減するために、保険加入を検討するのは決して悪い選択肢ではありません。
また、民間保険が必ず必要なケースもあります。
それは、現在質問者さんの収入に頼って生活している方がいる場合です。
その場合は、質問者さんに何かあったときにその人が困らないよう、最低限の掛け捨て保険に加入しておきましょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約2倍、中央値の約23.4倍です。
・万が一のために公的保険と貯蓄で備えるのは合理的な選択です。
・ご自身の収入に頼って生活している人がいる場合は、掛け捨て保険に加入しておきましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
同年代の貯金額は……
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