【貯金額】47歳男性の場合
プロフィール
47歳、男性
運輸業、年収440万円
43歳会社員の妻、16歳高校生の子どもとの3人暮らし
【相談内容】子どもの教育費はどう貯めればよい?
「子どもが大学に進学する場合、教育費はどれくらい必要ですか?また、教育資金をどのように準備すればよいでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代の40代既婚世帯の貯金額は、平均約889万円・中央値で約220万円です。
質問者さんの資産額は1,100万円で、これは平均貯金額の約1.2倍・中央値の約5倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
大学進学に必要な教育費は?
質問者さんは、お子さんが大学に進学する場合、教育費はどれくらい必要になるか知りたいのですね。
文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移(令和3年度)」によると、大学に進学した場合の平均年間授業料は国立で約53.6万円、私立で約93.1万円です。
*……参考https://www.mext.go.jp/content/20211224-mxt_sigakujo-000019681_4.pdf
また、お子さんが家から遠方の大学に進学した場合、この教育費に加えて家賃や仕送り代が必要になってきます。
教育資金はどう準備する?
質問者さんは、お子さんの教育資金をどのように準備すればよいのか知りたいのですね。
子どもの大学進学は大きな出費のため、その費用をどのように準備するかは重要な問題です。
結論から言うと、大学費用は現金貯金でコツコツと貯めることがおすすめ。
以下にその理由と具体的な方法を説明します。
奨学金は将来の負担になる
奨学金を利用する選択肢もありますが、返済が負担になるケースが多いです。
多額の借金を背負って社会に出ると、返済に追われて自由に使えるお金が少なくなってしまいます。
自己投資に使えるお金がなくなり、キャリアアップが遅れる可能性も。
そのため、奨学金に頼らずに大学費用を準備することが理想的です。
リスクが少ない
現金貯金の最大のメリットは、リスクが少ないことです。
投資はリターンが期待できますが、同時に短期投資では元本割れのリスクも伴います。
一方、現金貯金は元本が保証されており、貯めたお金を確実に子どもの大学進学に充てることができます。
特に「子どもの大学進学」という期限が決まっている目標には、安定性が重要です。
子どもにも協力を求める
大学進学に伴う仕送りや生活費の負担が大きい場合は、お子さんにもアルバイトで協力してもらうのも一つの方法です。
アルバイトを通じて社会経験を積むことで、親からお金を出してもらっているだけでは学べない自立心を養うことができます。
また、自分で稼いだお金を学費や生活費に充てることで、お金の大切さを理解し、計画的な使い方を学べるでしょう。
まとめ
・質問者さんの預貯金額は、平均貯金額の約1.2倍・中央値の約5倍です。
・大学の平均年間授業料は国立で約53.6万円、私立で約93.1万円です。
・奨学金を借りることはおすすめしません。現金貯金で備え、足りない分はお子さんにも協力してもらうと良いでしょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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