さつまいもの美味しさを引き出す方法①追熟させる
実は、収穫したばかりのさつまいもにはあまり甘みがありません。
さつまいもに含まれるデンプン質が糖化し、糖質に変わることで甘くなるのです。
調理前にその糖化を促すことができるのが「追熟」という方法です。
できるだけ傷のないさつまいもを新聞紙にくるみ、風通しの良いところで保管します。
気温は14度前後が理想的。
皮が濃い紫色になってきたら、追熟できている証拠ですよ♪
追熟に必要な期間は、さつまいもの状態によって異なります。
採れたての場合は2か月程度、スーパーで購入した場合は2週間程度を目安に行ってみてくださいね。
さつまいもの美味しさを引き出す方法②皮を厚めにむく
さつまいもの皮をピーラーを使って薄くむく方が多いかもしれませんが、煮物にしたい場合は厚めにむくのがおすすめ。
口当たりがなめらかになり、ぐっと美味しく仕上がります。
むいた皮は、炒めてグラニュー糖をまぶせばおやつに、しょうゆも加えればきんぴらとして食べられますよ。
無駄なく使えるのが嬉しいですね。
さつまいもの美味しさを引き出す方法③低温で時間をかけて加熱する
追熟のほかに、糖化を促す方法もあります。
やり方は、低温で時間をかけて加熱すればOK。
理想の温度は65度から75度くらいです。
そうすることで加熱中に糖化が進み、ねっとり甘いさつまいもに仕上がります♡
レンジやコンロの強火で一気に加熱するのではなく、オーブン機能やコンロの弱火、炊飯器などを使ってじっくり加熱するのがおすすめですよ。
今年は旬のさつまいもをさらに美味しく食べよう♡
9月に入り、さつまいもがお手頃価格で手に入る嬉しい季節になりました。そのまま調理してももちろん美味しいのですが、今回ご紹介した方法を試すと試さないのとでは大違い!
ぜひ次回さつまいもを買ったときは、この記事を参考にして、よりうま味がアップしたさつまいもを味わってみてくださいね。
◆ライター・調理師 / rui
料理するのも食べるのも大好き!な主婦ライター。調理師免許あり。3歳の娘がいます。現在は保育園給食の調理員をしながら、食に関する記事からYouTubeのシナリオライターまで幅広く手掛けるフリーランスライターとして活動しています。
幼児食・離乳食など子供向けメニューはもちろん、介護施設・社員食堂での勤務経験も活かし、大人も子供も見るだけでお腹が空いてきちゃうような記事を目指します!
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