【リアル貯金額】40歳、男性。きちんと貯金していても投資すべきですか?【FPが解説】

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読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【40歳 男性】

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ゆきFP
ゆきFP
2024.07.15

【貯蓄額】40歳男性の場合

【貯蓄額】40歳男性の場合

プロフィール

40歳、男性
建築業 設計

家族構成:妻(40歳・会社員)、子ども2人(13歳、11歳)
年収:680万円

【相談内容】貯金と投資どちらが安心?

「資産運用の話を周りやネットでよく聞くようになり興味があります。その反面、投資に関する知識が全くないので、始めたくても時間ばかりが過ぎています。貯金と投資ではどちらが将来的に安心なのでしょうか?」

ファイナンシャルプランナーによる回答

質問者さんの貯蓄額は中央値の約17倍

40代既婚世帯の平均貯金額は889万円、中央値は220万円です。
質問者さんの資産総額は3,680万円と、平均を大きく上回ります。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html

預貯金以外に生命保険も利用して、将来必要になるお金を準備されているようですね。

その一方で、預貯金の割合は資産全体の46%を占めています。
低金利の中、物価が上がってしまうと、お金の価値が目減りしてしまうことに。

預貯金は、万一のケガや病気で働けなくなったときのための資金として、生活費の6カ月分程度が目安とされています。
残りの余裕資金は資産運用することで、お金の価値を守ることができますよ。

投資と貯金どっちが安心?

質問者さんは、投資と貯金でどちらが安心なのか気になるようですね。

結論から申し上げると、近いうちに使う資金は預貯金当面使う予定のないお金は投資することをおすすめします。

貯金は元本保証があるため一見安心そうですが、利息以上に物価が上がるとお金の価値が目減りしてしまいます。
物価が3%上がる中、年利0.02%でしかお金が増えなければ、実質的にお金が減っていることになるのです。
特に老後資金など、長期間置いておく資金は注意が必要ですね。

一方、投資は株価や為替の変動により、日々値動きがあります。
元本保証がないため、もちろんタイミングによっては損をしてしまう可能性も。
しかし、「長期・積立・分散」投資をすることで、リスクを軽減できます。
まずは少額の積立から始めてみて、徐々に積立額を増やすことも可能ですよ。

どちらも一長一短があり、絶対にこちらが安心というわけではありません。
お金の色分けをして、目的別に置き方を変えるとよいでしょう。

忙しい人や投資初心者の方には投資信託がおすすめ

質問者さんのように、仕事や家庭で忙しい方には投資信託がおすすめです。

例えば、全世界株の投資信託であれば、世界中の大企業の株が数千社組み入れられており、運用はプロにおまかせできます。
NISAの口座であれば、利益はずっと非課税で運用可能です。

口座開設はネットでもできて、30分もあれば手続きが完了します。
早く始めるほど複利の効果を得られるので、口座開設を検討してみてくださいね。

まとめ

作業着姿の男性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの貯金額は中央値の17倍と大きく上回る。

・近いうちに使う資金は預貯金、当面使う予定のないお金は投資するとよい。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

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ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money