【貯蓄額】36歳女性の場合
プロフィール
36歳、女性
情報通信業、会社役員
家族構成：夫(30歳・会社役員)、子ども2人(小2、3歳)
年収：1,000万円
【相談内容】投資や保険はどうするべき？
「預貯金の割合が多いので、半分程度投資に回したいです。投資は初心者なのでわかりやすい方法で、なおかつローリスクのものが希望です。また、生命保険に未加入なのですが、この資産程度では加入した方が無難でしょうか？」
ファイナンシャルプランナーによる回答
質問者さんの貯蓄額は中央値の約11倍
30代既婚世帯の平均貯金額は601万円、中央値は150万円です。
質問者さんの資産総額は1,680万円と、平均を大きく上回っています。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
また、ご夫婦共に会社役員とのことで、収入は多いようです。
しかし、資産の割合を見ると、預金が7割以上を占めています。
低金利のなか物価が上がっている現状では、お金の価値が目減りしていくばかりです。
生活費の6カ月分は銀行預金に残しておき、それ以外の余裕資金はお金を守るためにも資産運用することをおすすめします。
初心者は何に投資するべき？
初心者の方や忙しい方におすすめなのが投資信託です。
全世界株式の投資信託であれば、世界中の数千社の企業の株に100円から投資できます。
運用の中身はプロにおまかせなので、ご自身で細かく管理する必要がありませんよ。
また、リスクを抑える投資の基本は「長期・積立・分散」です。
価格は日々変動するものではありますが、全世界の資産に長期的に積立することで、かなりのリスクを軽減できますよ。
質問者さんはすでにオルカン(全世界株式)で運用されているようですね。
銘柄を増やしてしまうと、かえって悩むことも増えてしまいます。
シンプルに全世界株の増額と積立をしてみてはいかかでしょうか？
保険の加入は必要？
保険が必要か確認する際は、万一のときの遺族年金がいくらになるか計算してみましょう。
そのうえで、生活費や教育費など今後必要になる資金を確認します。
もし現在の貯蓄で足りなさそうであれば、保険で補うとよいでしょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、中央値の11倍と大きく上回っています。
・投資初心者さんや忙しい方は、投資信託がおすすめです。
・万一のときに今の貯蓄で足りないのであれば、保険で補いましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
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