ザルにのせた水菜

使わないと損!栄養価が高い「水菜」の保存方法【管理栄養士おすすめ】

Gourmet / Recipe

「水菜は水分ばかりで栄養がないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は【緑黄色野菜】なんです!
そこで今回は、水菜の栄養価とおすすめの保存方法、水菜がしなびてしまったときの復活方法も併せてご紹介します。

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水菜は「栄養がない」ってホント?

ザルにのせた水菜

「水菜は水分ばかりで栄養がない」と思っていませんか?
実は、水菜はれっきとした緑黄色野菜です。
緑黄色野菜とは、可食部100g当たりのβ-カロテン量が600μg(マイクログラム)以上含まれている野菜のこと。
ほうれん草やかぼちゃ、人参などと一緒の仲間なのです。

水菜に含まれるカルシウムは、牛乳よりも豊富。
カルシウムは骨を丈夫にするだけでなく、生理前にイライラするなどPMSの症状を緩和するはたらきに期待できます。
また、鉄はほうれん草より多く、ビタミンCも多く摂れる食材です。

水菜は保存方法が大切

水菜をカットしてタッパーへ

水菜は冷蔵庫に入れて保存していても、すぐにしなびてしまいますよね。
買ってきてすぐに使用すれば問題ないのですが、安いときに買っておいて「いざ使おう」と思ったらしなびていた……そんな経験はありませんか?

水菜は90%以上が水分なので、水分が失われてしまうとすぐにしなびてしまいます。

そこで今回は、水菜を長く保存できるおすすめの保存方法を紹介します。

水菜のおすすめ保存方法①密閉容器で保存

ペーパータオルで包んだ水菜

  1. 水菜を洗い、食べやすい大きさにカットする。
  2. 水分をふきとってペーパータオルで包み、タッパーなどの密閉容器で保存する。
  3. 10日を目安に使い切る。

この方法であれば、すでにカット済みのため使いたいときにすぐ使えて便利です♪

水菜のおすすめ保存方法②冷凍保存

10日で使い切れない場合は、冷凍保存もできます。

  1. 水菜を洗って食べやすいカットする。
  2. 余分な水気を拭いて、フリーザーバッグに入れて冷凍する。

ただし、冷凍することで水菜の繊維が壊れてしまうため、冷凍後の水菜はサラダには向きません。
煮びたしや味噌汁などに使ってくださいね。

保存方法を検証してみました!

水菜の保存方法2つを比較

冷蔵庫でそのまま1週間保存した水菜と、おすすめの方法で冷蔵保存したものを比較してみました。

保存前の水菜がこちら。

1週間保存した水菜の比較

1週間、冷蔵庫で保管した結果がこちらです。

画像だと少々分かりづらいのですが、そのまま保存したものは、特に葉の部分がくたっとしなびていました。
そのままサラダに使うには美味しくなさそうです。

一方、おすすめの方法で保存したものは、水分が残っていてみずみずしく、シャキッとしています。
サラダにしても美味しくいただけそうです!

水菜がしなびてしまった……復活させられます!

しなびてしまった水菜が復活する50℃洗い

水菜をしなびさせてしまったときに、おすすめの復活方法があります!
それは「50℃洗い」と呼ばれる方法です。

野菜を50℃のお湯で洗うことにより、葉の表面にある「気孔」が開きます。
細胞が水分を吸収するため、しなびてしまった野菜も復活させることができます。
捨ててしまう前に試してみてください。

50℃洗いのやり方

  1. 50℃のお湯を用意する。
    お湯の給湯温度を50℃に設定するか、大きいボウルを用意し、沸騰したお湯と水道水を1:1の割合で混ぜましょう。
  2. 水菜をお湯で20秒程度洗う。
    野菜がシャキッとしてきたらOK。

長時間洗いすぎてしまうと、ビタミンの流出につながります。
あまり洗いすぎないようにしましょう。

水菜は栄養満点!おすすめ保存方法で美味しく食べよう♪

水菜は12月〜3月が旬の野菜で、その時期は比較的安価に手に入ります。特売など安いときにまとめて買って保存しておけば、家計にも優しいですよね。
おすすめの保存方法を活用し、水菜を美味しくいただきましょう。

管理栄養士Miki

◆ライター / 管理栄養士Miki

管理栄養士。
年長・年少・1歳の元気な3兄弟をワンオペ育児中。
給食委託会社にて厨房の衛生指導や従業員教育を中心に10年勤務後、ライターに転職しました。
子どもたちの相手をしながら作るごはんは、栄養のバランスが取れつつ、とにかく時短!又はほったらかしで出来ることを意識して作っています。
健康を意識しながらおいしく食べることは、ストレス解消になり、体調の改善も期待できます。是非普段の食事に役立てていただけたら嬉しいです!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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管理栄養士Miki

フリーランス管理栄養士。
管理栄養士養成校卒業後、管理栄養士免許を取得。その後給食委託会社にて13年、品質管理、商品開発、献立作成、大量調理などの経験を積み独立。
現在はwebライターとして栄養や健康を意識した記事の執筆、主婦目線のレシピ開発を行っている。3児の母。