戌の日?腹帯?安産祈願での決まりごと
つわりが落ち着き、安定期に入った頃。
妊婦さんが、パートナーとともに戌の日に行う「安産祈願」。
一人目の妊娠ではわからないことが多く、また二人目以降でも忘れてしまったという人もいるかもしれませんね。
最初に、安産祈願におけるマナーをチェック・おさらいしておきましょう♪
訪れる際のマナー
まず、安産祈願に着ていく服装について。
実は決まりがないことが多いですが、神様の御前での儀式なので失礼のない格好がおすすめです。
妊婦さんなら、ゆったりとしたロングワンピースやゆるめのボトムスなど楽だけどきれいめな服装が◎一緒に行くパートナーや上の子供がいる場合、家族で同じようなテイストのファッションで揃えるのがいいでしょう。
初穂料は神様に納めるお金のことで、安産祈願でも儀式前にお渡しするのが一般的。お寺の場合は祈祷料・お布施とするのが正解ですよ。
寺社により、5000〜1万円台ぐらいに定められていることがほとんど。おめでたい事柄なので、のし袋は赤白の蝶結びの水引タイプがおすすめです。
最後に、妊婦さんがお腹に巻く腹帯ですが、これは寺社によって対応がさまざま。
授与品に腹帯が含まれていたり、私物持ち込みOKだったり、逆にダメだったり、自前のものをお祓してくれたりなど。事前に、確認しておくと安心です。
おすすめの日は「戌の日」
安産祈願は、安定期に入った妊娠5ヶ月の最初の戌の日に行われることが多いです。
戌の日に安産祈願を行うのは、多産で安産の犬にあやかったことから。そのため12日に1度ある戌の日の寺社は、安産祈願の参拝客で賑わいます。
<2024年の戌の日をチェック♪>
月 | 日にち | ||
1月 | 11日(木) | 23日(火) | |
2月 | 4日(日) | 16日(金) | 28日(水) |
3月 | 11日(月) | 23日(土) | |
4月 | 4日(木) | 16日(火) | 28日(日) |
5月 | 10日(金) | 22日(水) | |
6月 | 3日(月) | 15日(土) | 27日(木) |
7月 | 9日(火) | 21日(日) | |
8月 | 2日(金) | 14日(水) | 26日(月) |
9月 | 7日(土) | 19日(木) | |
10月 | 1日(火) | 13日(日) | 25日(金) |
11月 | 6日(水) | 18日(月) | 30日(土) |
12月 | 12日(木) | 24日(火) |
いつにするか迷ったときは、戌の日に安産祈願に行くのがおすすめです。
でも、最近では妊婦さんの体調や予定を優先する人が増えています。
戌の日ではなくても、ご利益に変わりはないので、無理のないよう予定を立ててくださいね。
お守りの返納の仕方もチェック♪
可愛い安産のお守りも、無事出産を終えた後は、どうしようか迷いますよね。
赤ちゃんの妊娠・出産の記念として保存する人もいますが、お守りはいただいた神社・お寺に返納するのが基本です。お宮参りに、お礼の報告とともにお返しするのも◎
でも、ただでさえ大変な産後。旅行先でGETしたお守りや、人からの貰い物だと遠くて直接返納するのが難しいことも考えられます。
そんなときは、郵送で受付してもらえるか確認してみてくださいね。寺社のなかには、他のお守りも一緒にお焚き上げしてくれるところがあるので、近くで探してみるのもいいでしょう。
【最強】京都で有名な安産祈願の神社・お寺8選
それでは、京都で最強&有名な安産祈願スポットをご紹介します!
人気ランキング上位に入るような神社・お寺から厳選。安産の神様をお祀りしているところはもちろん、京都ならではの観光スポットや歴史のある寺社もありますよ♪
わら天神宮 敷地神社(京都市北区)
京都の安産祈願スポットといえば、「わら天神宮 敷地神社(わらてんじんぐう しきちじんじゃ)」。人気ランキング上位で、関西圏でとても有名です。
こちらは、安産・子授けの神様として知られる木花開耶姫命をお祀りしています。
安産祈願では、昇殿祈祷がなく、すでに祈祷済みの安産祈願一式(お守りや腹帯など)をいただくスタイル。特に性別占いできるお守りが評判で、なかのわらにふしがあれば男の子、なければ女の子が生まれると言われていますよ♪
出産が近くなったら、九ヶ月九日参りをして安産祈祷を申し込むのがおすすめ。出産予定日前後15日のあいだ、神職さんが毎朝安産祈祷をしてくださいます。
<わら天神宮 敷地神社の基本情報>
- 住所:〒603-8375 京都府京都市北区衣笠天神森町10
- アクセス:バス停“わら天神前”より徒歩約3分
- 安産祈願の受付日時:8:30〜16:30
- 安産祈願の申込方法:予約不可、当日社務所で受付
- 初穂料:4,000円〜12,000円
- 腹帯について:初穂料の金額により、腹帯が含まれる
- その他:-
御香宮神社(京都市伏見区)
「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」の主祭神は、日本第一安産守護之大神と称えられる神功皇后。妊娠中に戦に赴き帰還したあと無事出産し、子育てに励まれたと言い伝えられる安産・子育ての神様です。
戌の日には、多くの妊婦さんとその家族で賑わう、京都の人気安産祈願スポットの一つ。
境内には、重要文化財にも指定されている豪華絢爛な本殿や、神社の名前の由来にもなっている名水百選の一つ・御香水など、見どころがあるのもポイントです。
<御香宮神社の基本情報>
- 住所:〒612-8039 京都府京都市伏見区御香宮門前町174
- アクセス:桃山御陵前駅より徒歩約2分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜15:30
- 安産祈願の申込方法:予約不可、社務所で受付順
- 初穂料:8,000円〜
- 腹帯について:初穂料の金額により腹帯が含まれる他、持ち込んでお祓してもらうことも可能
- その他:-
平安神宮(京都市左京区)
平安遷都1100年を記念し、1895年に造営された「平安神宮(へいあんじんぐう)」。
観光スポットとして有名なので旅行で訪れる人が多いですが、京都でも最強と呼び名が高いパワースポットの一つでもあります。
四季折々の景色を楽しめる広大な神苑(日本庭園)や、豪華な朱塗りの建築物など、見どころもたっぷり♡
安産祈願をはじめ、各種ご祈祷もしていただけます。
初穂料は5,000円以上となり、金額によって授与品が異なるようなので、受付で確認するのがおすすめですよ。
<平安神宮の基本情報>
- 住所:〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
- アクセス:バス停“岡崎公園 美術館・平安神宮前”より徒歩約5分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:00
- 安産祈願の申込方法:予約不要
- 初穂料:5,000円〜
- 腹帯について:授与品に含まれることも有り
- その他:-
岡崎神社(京都市左京区)
平安京鎮護のため都の四方に建立されたものの一つで、東天王と称される「岡崎神社(おかざきじんじゃ)」。
長い歴史を持つ荘厳な神社ですが、可愛いうさぎが点在する人気の“うさぎ神社”でもあるんです♡うさぎのお守りもあり、うさぎ好きにはたまらないスポットですよ。
お祀りされているご祭神二柱は三女五男八柱神の子宝に恵まれたことから、昔から子授け・安産のご神徳が有名です。
またうさぎは多産なので、妊娠・出産に関して縁起の良いスポットです♡
<岡崎神社の基本情報>
- 住所:〒606-8332 京都府京都市左京区岡崎東天王町51
- アクセス:バス停“岡崎神社前”より徒歩
- 安産祈願の受付日時:-
- 安産祈願の申込方法:-
- 初穂料:-
- 腹帯について:-
- その他:-
大蓮寺(京都市左京区)
あんざんの寺として知られる「大蓮寺(だいれんじ)」は、浄土宗のお寺です。
安産祈願として有名な理由は、江戸時代の天皇が婦人の安産祈願の勅令を下され、無事出産されたことから。
本尊は安産阿弥陀如来として、昔から多くの女性たちに信仰されているそうですよ♪
またお寺の名前にもあるように蓮の花や(見頃:6月下旬〜7月下旬)、薄黄色の蠟梅(見頃:1月中旬〜2月中旬)が美しいのも特徴。
時期があえば、あわせて楽しんでみて♡
<大蓮寺の基本情報>
- 住所:〒606-8353 京都府京都市左京区正往寺町457
- アクセス:バス停“東山二条”より徒歩約3分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:00
- 安産祈願の申込方法:予約可能
- 初穂料:5,000円〜
- 腹帯について:腹帯3,000円
- その他:-
梅宮大社(京都市右京区)
酒造の神様をお祀りする「梅宮大社(うめのみやたいしゃ)」は、安産・子授けのご利益も有名です。
ご祭神の一柱・酒解子神(木花咲耶姫命)は、血統存続守護の神様として昔から信仰されています。
もともとは橘氏の氏神としての起源を持つ神社ですが、橘氏出身の檀林皇后が祈願し仁明天皇を無事ご出産されたという逸話も。また、そのときに境内にある“またげ石”にまたがってすぐ妊娠された…というエピソードもあるそうで、これは子宝の石と言われていますよ。
<梅宮大社の基本情報>
- 住所:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
- アクセス:バス停“梅宮大社前”より徒歩
- 安産祈願の受付日時:9:30〜16:30
- 安産祈願の申込方法:-
- 初穂料:7,000円〜
- 腹帯について:さらし(1,500円)、ガードル(4,500円)、持ち込み可能(朱印代1,000円)
- その他:-
大原神社(福知山市)
「大原神社(おおばらじんじゃ)」は、昔から五穀豊穣や安産の神様として広く信仰されています。
江戸時代には、当時の藩主が嫡男の安産祈願に参拝したという格式ある神社です。
自然豊かな境内は、京都府の指定文化財でもある本殿・絵馬殿などがあり、歴史を感じる荘厳な雰囲気が魅力です。
また、神社近くにある“産屋”は京都府の有形民俗文化財の一つ。昔の女性が出産するときに何日間もこもったと言われる産屋、ぜひ訪れてみてくださいね。
<大原神社の基本情報>
- 住所:〒620-1301 京都府福知山市三和町大原191-1
- アクセス:綾部駅よりバスorタクシー
- 安産祈願の受付日時:9:30〜16:00
- 安産祈願の申込方法:予約制
- 初穂料:7,000円
- 腹帯について:安産腹帯(ワコール製腹巻4,500円、犬印岩田帯2,500円)、持ち込み可能(お祓い料として1本500円)
- その他:-
縣神社(宇治市)
京都の有名な観光スポットとして、世界中から多くの旅行客が訪れる平等院。
その鬼門を守護するのが、安産の神様として名高い木花開耶姫命をご祭神とする「縣神社(あがたじんじゃ)」です。
こちらの神社は“一事一願成就”……真剣な願いごとに対する霊験あらたかといわれるパワースポットでもあります。
安産のお守りをはじめ、安産の願が込められた可愛い子育て人形や一事一願守などの授与品もチェックしてみてくださいね!
<縣神社の基本情報>
- 住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華72
- アクセス:宇治駅より徒歩約10分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:30
- 安産祈願の申込方法:2日前までに予約
- 初穂料:-
- 腹帯について:-
- その他:-
赤ちゃんとママの無事を願いに京都で人気の安産祈願スポットへ♡
初産でも経産婦でも、高齢出産だったり流産・死産・難産などの大変な話を聞いたりすると、不安はつきないものです。
体調が落ち着いたら、赤ちゃんとママが無事出産を終えられるよう、京都の有名な神社・お寺へ安産祈願にいきましょう。少しでも安心して、出産の日を迎えてくださいね。
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