安産祈願でのマナーや決まりごとは?
妊娠・出産は喜ばしいことですが、いろんな不安がつきもの。
初めての出産や高齢出産だったり、家族・友人から大変な話を聞いていたり、あるいは流産・死産の経験があるなどなど。初産にしても経産婦にしても、心配はつきません。
安産祈願は、母子ともに出産を無事に迎えられるようにと参拝する日本ならではの行事。
東京都内には有名な安産祈願スポットがありますが、そもそも参拝するにあたっての決まりも知っておきたいところです。
はじめに、安産祈願に訪れる際のマナーなどを確認しておきましょう。
おすすめの参拝日は「戌の日」
安産祈願といえば「戌の日」と聞いたことがある人も多いですよね。
お産が軽く多産の犬は安産の象徴とされ、12日に1度巡ってくる戌の日は、妊婦さんがパートナーとともに安産祈願に訪れる人気の日です。
特に、つわりが落ち着き安定期に入る妊娠5ヶ月の戌の日に、お参りするのが一般的ですよ。
<2024年の戌の日>
月 | 日にち | ||
1月 | 11日(木) | 23日(火) | |
2月 | 4日(日) | 16日(金) | 28日(水) |
3月 | 11日(月) | 23日(土) | |
4月 | 4日(木) | 16日(火) | 28日(日) |
5月 | 10日(金) | 22日(水) | |
6月 | 3日(月) | 15日(土) | 27日(木) |
7月 | 9日(火) | 21日(日) | |
8月 | 2日(金) | 14日(水) | 26日(月) |
9月 | 7日(土) | 19日(木) | |
10月 | 1日(火) | 13日(日) | 25日(金) |
11月 | 6日(水) | 18日(月) | 30日(土) |
12月 | 12日(木) | 24日(火) |
戌の日は安産祈願におすすめの日ですが、こだわる必要はなく、いつ参拝してもご利益に変わりありません。
ママの体調や予定に合わせることが一番大切です。
当日の服装マナー
安産祈願に来ていく服装は、特に決まり・ルールがなく、フォーマルである必要がありません。
でも神様の御前で行われる儀式なので、ラフすぎる格好は避けて、きちんと感のあるスタイルがおすすめです。
たとえば妊婦さんなら体調に合わせて、締め付けがないものや足元も冷えないようカバーできる服、また安全に歩けるヒールなしの靴がベスト。
ロング丈のきれいめワンピースが人気ですが、ゆるめに履けるボトムスや運動靴・スニーカーの人も多いです。
パートナーはスーツやジャケットが無難ですが、妊婦さんに合わせて清潔感のあるカジュアルスタイルでも◎
二人目妊娠で上の子がいるなら、子供もきちんと感のある服装にしつつ、窮屈すぎないよう動きやすい格好にしてあげましょう。
持ち物(腹帯・初穂料など)について
持ち物は普段の必需品にプラス、腹帯・初穂料など、安産祈願ならではのグッズを忘れないようにしましょう。
まず腹帯については、寺社に確認するのがおすすめです。
腹帯が授与品のなかに含まれていたり、持ち込みした腹帯に御朱印をいただけたりすることもありますよ。持ち込みの際は、きれいな紙包みや風呂敷に包んで行きましょう。
初穂料は、御祈祷を受けたときにおさめるお金のこと。
金額は寺社によって定められていることがありますが、一般的に5,000〜1万円台のことが多いようです。なおお寺にお願いするときは、お布施・祈祷料などとしましょう。
また初穂料は、のし袋に入れると丁寧な印象に。(のし袋は必要ないと案内している寺社もあります。)
安産祈願では“何度あっても良い”おめでたい出来事という意味合いから、蝶結びの水引で赤白・赤金などの色ののし袋がおすすめです♪
【出産後】お守りの返納の仕方は?
安産祈願のお守りは、自分で購入したり、プレゼントにもらったりすることも多いですよね。
出産後は、思い出とともにお守りを保管しておくのもいいですが、返納は、いただいたお寺や神社にお礼を伝えてお返しするのが一般的。お焚き上げをしてもらえます。
タイミングとしては、赤ちゃんのお宮参りにあわせる場合もあるようです。
でも近くの神社なら問題ありませんが、遠方の寺社のお守りは、それが難しいことも。
そのときは郵送で受け付けてもらえるか確認したり、他所のお守りでもお焚き上げしてくれる寺社にお願いしたりしてみてくださいね。
東京で人気!安産祈願におすすめの神社・お寺8選
それでは、東京にある神社・お寺のなかから安産祈願で有名なスポットをご紹介します!
都内最強と言われる人気ランキングナンバー1はもちろん、安産の神様がお祀りされているところや、旅行中に行きやすい観光エリアにある著名な寺社などもピックアップ。
どこも安産祈願のおすすめのスポットなので、人気の理由やアクセスなども確認しながら、チェックしてみてくださいね。
水天宮(中央区)
東京における最強の安産祈願スポットといえば、「水天宮(すいてんぐう)」は欠かせません♡子授け祈祷やお宮参り、七五三など、子供に関するご利益が全国的にも有名ですね。
江戸時代から安産の神様として知られ、現在も平日・土日問わず多くの人が参拝しに訪れます。
妊婦さんやその家族たちが快適に滞在できるよう設備も整っているのがポイント。きれいな待合室や授乳室などのスペースも完備されています。
またお預かり祈祷もしていただけるので、体調が悪くて参拝が難しい人でも、遠隔でご祈祷していだけますよ。
<水天宮の基本情報>
- 住所:〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4-1
- アクセス:水天宮前駅より徒歩約1分
- 安産祈願の申込方法:予約不要・不可
- 安産祈願の受付時間:8:00〜15:15
- 初穂料:安産御守(4,000円)、安産祈祷(8,000円)、安産祈祷・御子守帯(12,000円)など
- 腹帯について:授与品に含まれるタイプも有
- その他:おむつ替え・授乳スペース有
鬼子母神堂(豊島区)
「鬼子母神堂(きしもじんどう)」は、安産・子育の神様である鬼子母神をお祀りしています。
水天宮と並び、都内の安産祈願の人気ランキング上位に入る有名なスポットです。
本堂は国の重要文化財にも指定されており、雰囲気が◎樹齢700年の御神木・大公孫樹(オオイチョウ)や、鬼子母神象などもあり、見どころもたっぷりありますよ。
なおこちらは神社ではなく、お寺なので祈祷料としましょう。
<鬼子母神堂の基本情報>
- 住所:〒171-0032 東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20
- アクセス:池袋駅より徒歩約15分
- 安産祈願の申込方法:予約可
- 安産祈願の受付時間:-
- 初穂料:-
- 腹帯について:-
- その他:-
子安神社(八王子市)
子授けや安産、子育ての神様である木花開耶姫命をお祀りし、八王子最古の社としても知られる「子安神社(こやすじんじゃ)」。
こちらは、1000年以上前にときの天皇の皇后がご懐妊し、安産祈願のため創建された由緒ある神社です。
安産や子宝などに関するお守りの種類が豊富で、見た目が可愛いものも多いですよ♪
参拝が難しいときには、郵送祈祷ができるのもポイントです。
<子安神社の基本情報>
- 住所:〒192-0046 東京都八王子市明神町4-10-3
- アクセス:八王子駅より徒歩約5分
- 安産祈願の申込方法:予約不要・不可
- 安産祈願の受付日時:9:00〜15:30(戌の日は8:30〜)
- 初穂料:6,000円〜30,000円(級式により金額や授与品などが異なる)
- 腹帯について:初穂料・普通式(12,000円)から腹帯が含まれる。
- その他:おむつ替えスペース有
増上寺(港区)
600年の歴史を持つ「増上寺(ぞうじょうじ)」は、浄土宗七大本山の一つ。
徳川家康公との縁が深く、境内には徳川将軍家墓所があることでも知られています。
東京都内にある有名なパワースポットで、安産祈願に訪れるママ・パパも多いんです!
安産祈願で訪れたなら、安産・子育の霊験あらたかな西向聖観世音菩薩さまのお参りも忘れずに♪
近くには東京タワーや芝公園などの名所があり、出産前の旅行・お出かけついでに訪れるのにもおすすめです。
<増上寺の基本情報>
- 住所:〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-35
- アクセス:浜松駅より徒歩約10分
- 安産祈願の申込方法:予約不要・不可
- 安産祈願の受付時間:黒本尊ご祈願は10:30・13:30で、開始20分前までにお堂安国殿で受付
- 初穂料:小札(5,000円)、大札(10,000円)、特札(30,000円)、黒特別札(100,000円)
- 腹帯について:-
- その他:-
代々木八幡宮(渋谷区)
東京都心にある「代々木八幡宮(よよぎはちまんぐう)」は、パワースポットとして有名です。
お祀りされている応神天皇(八幡様)は、出世・仕事のご神徳で知られていますが、厄除開運や安産・子育て・家内安全、交通安全などのさまざまなご利益のあるありがたい神様です。
安産祈願は1組ごとで、落ち着いた雰囲気のなか行われます。
腹帯・マタニティガードルなどを持ち込みした場合は、一緒にお祓もしてもらえるそうですよ♪
<代々木八幡宮の基本情報>
- 住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木5−1−1
- アクセス:代々木八幡駅より徒歩約5分
- 安産祈願の申込方法:-
- 安産祈願の受付時間:-
- 初穂料:目安5,000円〜
- 腹帯について:腹帯は持ち込み可能
- その他:-
多摩川浅間神社(大田区)
「多摩川浅間神社(たまがわせんげんじんじゃ)」は、安産や子安、家庭円満の神様である木花咲耶姫命がお祀りされています。東京都内でも、屈指の人気を誇る安産祈願スポットです。
お正月や七五三などの繁忙期を除くと、予約申し込みが可能で、一家族ごとのご祈祷となるのがポイント。
安産祈願の絵馬や御守りも可愛いと評判ですよ♪
境内にはご神木の夫婦イチョウや、東京唯一の浅間づくりの優美な本社、見晴台などがあり、見どころも充実しています。
<多摩川浅間神社の基本情報>
- 住所:〒145-0071 東京都大田区田園調布1−55−12
- アクセス:多摩川駅より徒歩すぐ
- 安産祈願の申込方法:予約可(※繁忙期は予約不要)
- 安産祈願の受付時間:10:00〜15:30
- 初穂料:5,000円〜
- 腹帯について:腹帯の持ち込み可能
- その他:-
東京大神宮(千代田区)
「東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)」は縁結びのご利益が有名ですが、伊勢神宮の遥拝殿として、東京のお伊勢さまと称され親しまれています。
こちらは天照皇大神・豊受大神・倭比賣命・造化の三神をご祭神とし、ご神徳も広大無辺と言われる都内最強のパワースポット♡
それにあやかり、安産祈願などの各種ご祈祷に訪れる人も多いですよ♪
<東京大神宮の基本情報>
- 住所:〒102-0071 東京都千代田区富士見2-4-1
- アクセス:飯田橋駅より徒歩約5分
- 安産祈願の申込方法:-
- 安産祈願の受付時間:9:00〜16:30
- 初穂料:5,000円〜
- 腹帯について:-
- その他:-おむつ替えスペース有り、授乳室は必要に応じて個室を貸し出し
浅草神社(台東区)
「浅草神社(あさくさじんじゃ)」は、例大祭の三社祭が全国的にも有名です。
昔は隣にある浅草寺と、神仏習合思想のもと密接な関わりがありましたが、明治時代以降に神仏分離令により、現在の形になったそうですよ。
今も昔も浅草の総鎮守として崇敬され、安産祈願に参拝に訪れる人もいます。
浅草エリアにあるので、前後でのランチ・カフェタイムや観光にもぴったりですね♪
<浅草神社の基本情報>
- 住所:〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
- アクセス:浅草駅より徒歩約7分
- 安産祈願の申込方法:予約可(ネット予約、当日や前日は電話予約)
- 安産祈願の受付時間:平日9:00〜16:00、土日祝9:00〜16:30
- 初穂料:10,000円前後〜
- 腹帯について:-
- その他:-
東京の有名な寺社に赤ちゃんの安産祈願をしに行きましょう♪
東京都内には、安産祈願で有名なスポットがたくさんあります。それぞれ特色のある素敵な神社・お寺ばかりなので、赤ちゃんとママがどちらも健康に出産を終えられるよう、お祈りしに行ってみてくださいね。
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