【リアル給与明細】26歳、研究職の場合
プロフィール
26歳、男性
製造業の研究職
▼現状
仕事内容は、食品関係の研究。
労働時間は月160時間、残業はなし。
ボーナスは120万円程度。
【相談内容】今は不自由せず暮らせていますが、老後のお金が心配です。貯蓄を投資にまわしたいと考えていますが、具体的な方法がわかりません。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、老後資金に不安を感じていらっしゃるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約400万円となります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の研究者の平均年収は約517万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001224440&tclass2=000001225782&tclass3=000001225788&stat_infid=000040247858&tclass4val=0
質問者さんのお給料は、平均よりも低い水準と言えます。
投資を成功させるために必要な考え方とは?
質問者さんは、貯蓄を投資にまわしたいとお考えなのですね。
早くに始める投資は老後の安心につながる
26歳の今から老後資金対策として投資を考えるのは、とても良い選択です。
たとえば今100万円を投資商品に回し、年利6%で40年間運用できたとすれば、100万円は約1,000万円*に成長することが期待できます。
これは時間を味方につけた複利効果によるものです。
*……参考:野村證券「資産運用シミュレーション みらい電卓」
https://www.nomura.co.jp/solution/financial-assets/guidance/simulation/unyou.html
投資のまえに現金貯金を
ただし、投資の効果をしっかり得るには「長期間続けること」が前提です。
もし途中で生活費が足りなくなり投資資金を取り崩してしまうと、複利の力は十分に働きません。
まずは1年分程度の生活費を現金で貯めておき、安心できる生活基盤を整えてから投資を始めましょう。
投資は分散と長期が原則
投資を成功させるためには、分散の効いた優良な投資商品を選び、15年以上の長期にかけて積み立てていくのが基本です。
短期で大きな利益を得ようとせず、長くじっくりと続けることで、投資初心者さんでも低リスクで運用を続けられますよ。
まとめ
・若いうちから投資を始めると、複利効果でお金が成長しやすくなります。
・投資資金を取り崩さず済むように、まずは現金貯金で生活基盤を整えましょう。
・投資は分散と長期投資が原則。長くじっくり続けることで投資リスクを減らせます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
多い?少ない?貯金は足りている?
あなたの年収や毎月の貯金額を「家族構成×居住エリア」が同じ世帯と比べてみませんか?
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。