【リアル給与明細】37歳、放課後等デイサービス職員の場合
プロフィール
37歳、男性
放課後等デイサービス職員
▼現状
仕事内容は、放課後等デイサービスでの業務全般。
労働時間は月160時間、残業は30分程度。
ボーナスは50万円程度。
【相談内容】業務量に見合ったお給料だと思いますが、今後結婚することがあるとしたら、今の年収では不安です。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、今のお給料は業務量に見合っていると感じていらっしゃるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約430万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の社会福祉専門職業従事者の平均年収は約435万円*。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001224440&tclass2=000001225782&tclass3=000001225788&stat_infid=000040247858&tclass4val=0
質問者さんのお給料は、平均的な水準と言えそうです。
結婚生活はむしろ合理的?2人で暮らすお金のメリット
質問者さんは、今後結婚をした場合、今の年収では不安だとお悩みなのですね。
結婚しても支出が必ず増えるわけではない
結婚はお金がかかるというイメージがありますが、実は生活費を抑えられるということをご存じでしょうか。
総務省の調査によると、単身世帯の1か月の平均支出は約16.2万円。
一方、2人以上世帯では約31.2万円となっており、むしろ2人暮らしの方が支出を抑えられています。
これは、家賃や光熱費などの固定費をシェアできたり、食材をまとめて買うことで無駄が減るなど、効率的にお金を使えるからです。
*……参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編(単身世帯)」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&year=20250&month=12040600&tclass1=000000330001&tclass2=000000330022&tclass3=000000330023&result_back=1&tclass4val=0
*……参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編(二人以上世帯)」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&year=20250&month=12040600&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&tclass4val=0
結婚前の話し合いが大切
もちろん結婚後は、出産や育児の時期など、一時的に収入が減ったり支出が増えることもあります。
ただ、結婚したからといって急に支出が大きくふくらむわけではありません。
お金で慌てないためには、結婚後の生活設計についてパートナーと「自分たちはどうしていきたいのか」を話し合っておくことが大切です。
結婚生活は長く続くものだからこそ、お金のことも話し合える関係を築いていきたいですね。
まとめ
・結婚しても支出は単純に2倍にはなりません。工夫することで効率的にお金を使うことができます。
・結婚後にお金で慌てないためにも、生活設計についてパートナーと話し合うことが大切です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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