【貯蓄額】42歳、女性の場合
プロフィール
42歳、女性
フリーランスのライター
夫(44歳 会社員)、子(15歳、中学生)と3人暮らし
世帯年収480万円
【相談内容】子どもにお金を残してあげたい。どうすれば損せず増やせますか?
「今の収入でも過不足なく生活はできますが、貯金をしてできるだけ子どもにお金を残してあげたいと思っています。どうすれば効率的に、リスクを抑えてお金を増やせるか知りたいです」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同じ40代2人以上世帯の貯金額は、平均が889万円・中央値が220万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの資産総額は800万円と、平均値よりはやや少ないものの、中央値と比べると約3.6倍と多い額となっています。
子どもに残したいからこそ知っておきたい、リスクを抑えたお金の育て方
質問者さんは、今の生活に困っているわけではないけれど、お子さんに少しでもお金を残してあげたいとお考えなのですね。
できるだけリスクを抑えてお金を増やす方法は、大きく分けて2つあります。
「最低限の現金貯金」はしっかりキープ
お金を増やしたいと考える時に大切なことは、「生活費1年分程度の現金貯金」を持っておき、普段はこの貯金には手をつけないことです。
もしものときの生活費に備えが無いと、病気や怪我などで一時的に多くのお金が必要になったときに、家計が傾きがち。
また現金貯金がなく、投資を取り崩さなくてはいけなくなると、その時に暴落が来ていれば安い額で投資商品を売却することになってしまいます。
攻めの家計づくりをしたいとお考えであれば、まずは守りを固めるところから始めることが大切です。
損しにくく増やしやすいのは「長期・積立・分散投資」
投資のリスクを抑える基本戦略は「分散・長期・積立」です。
全米や全世界の指数に連動したインデックス商品は、分散効果に優れているためおすすめ。
このような商品を、15年以上の長期間・毎月一定額積み立て購入することで、リスクを抑えてお金を成長させることが期待できます。
まとめ
・まずは「生活費1年分程度の現金貯金」を持つことで、攻めの家計づくりの土台が作れます。
・「長期・積立・分散投資」で、リスクを抑えてお金を育てる効果が期待できます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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