“電気の代替”としての風・火エネルギー
ワンピースの世界では、現代のエネルギーとは異なる技術体系が発展しているように見えます。船の動力には帆と風、料理は薪や炎、通信手段は「電伝虫」といった生物ベースの代替技術が主流です。これは「電気」という概念がワンピースの世界にまだ存在しておらず、代わりに自然の力や生物を利用するテクノロジーが使われてきたのかもしれません。
天才ベガパンクの発明でも、“無から電気を生み出す”ような装置はなく、電気以外の独自の原理で動いている様子です。すなわち、物語のなかで文明の発達が何らかの原因で遅れている、もしくは衰退していることが考えられます。
空白の100年で“文明が断絶”した可能性
電気が一般に使われていない理由としてよく挙げられるのが、「空白の100年」の影響です。この時代に、かつて存在した“高度な科学文明”が世界政府によって封印・破壊されたとされており、その中に「電気エネルギーの概念や技術」も含まれていた可能性が高いと考えられます。
特に注目すべきは、ベガパンクが「空白の100年の技術は、現代を遥かに超えている」と断言している点。これは、現代の世界が“技術的に退化”している状態にあることを示しており、電気に代わる「非・電気的な文明」が主流となった理由にも繋がってきます。
“神”エネルの存在が示す意味
空島編に登場したエネルは、“雷”を操るゴロゴロの実の能力者であり、「電気エネルギーを自在に操れる存在」として描かれています。扉絵でエネルは、月(限りない大地)に到達し“古代都市”のような文明の痕跡を目にしました。
この描写は、電気という力が「超常的な存在」や「神の力」として認識されており、そのエネルギーがすでに月に存在していた可能性を示唆しています。
まとめ
『ONE PIECE』において、電気がほとんど登場しないのは「作者の世界観設計」だけでなく、空白の100年における「文明の断絶」が考えられます。また、電気を操る能力者(エネル)が“異質な存在”として扱われている点からも、意図的に“電気という力が驚異的である”という構造が見えてきます。
最終章で“空白の100年”の真実が明かされるとともに、かつての文明と“失われた電気の技術”も復活するのか、今後の展開に注目です。

◆misaki
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