【ボーナスいくら?】36歳、学習支援業の場合
プロフィール
36歳、男性
学習支援業、事務職、年収520万円
家族構成:妻(30代、公務員)
今年度の夏季ボーナス:変わらない見込み
【相談内容】もうすぐ子どもが生まれるので教育費が気になります
「ボーナスは貯金や投資にまわしつつ、一部を家族や自分の欲しいものに使いたいと思っています。もうすぐ子どもが生まれるので、教育費がどのくらいかかるかが気になります」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
相談者さんと同年代である35〜39歳のボーナス年間平均支給額は、約99万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
相談者さんと同じ学習支援業の平均支給額は、夏季が約57万円*、冬季が約59万円*です。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
相談者さんのボーナスは夏季・冬季合わせて約116万円。
同年代よりも多めですが、業種別では平均並みです。
1人あたり総額840万円?教育資金はいくら必要?
相談者さんはもうすぐお子さまが生まれるため、教育費にいくらかかるのか気になっておられるご様子。
子ども1人あたりの幼稚園から大学までの学習総費用は、すべて公立の場合で次の通りです。
- 幼稚園53万円
- 小学校202万円
- 中学校163万円
- 高校179万円*
- 大学243万円*……合計約840万円
最低でも840万円かかります。
私立学校に進学させたり、地方で一人暮らしをさせたりする場合はさらに高額になりますので、1,000万円は確保しておきたいところです。
*……参考:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(p.2のケース1)
*……参考:文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」より、入学料28.2万円+授業料53.58万円×4年間で算出
大学資金の準備はつみたてNISAを活用
一番大きな費用がかかるのが大学です。
入学までにまだ相当の期間がありますので、ボーナスを活用して少しずつ資金を用意しましょう。
おすすめはNISAのつみたて投資で資産運用すること。
毎月3万円を年利4%で18年間つみたて運用した場合、元本648万円に対して947万円*に成長することが期待できます*。
ほかにも学資保険を利用する方法がありますが、次のようなデメリットがあるため、あまりおすすめできません。
- 途中解約が難しく、すぐに現金を引き出せない
- 解約返戻金が支払金額を下回る可能性が高い
- 高い利回りが見込めず、インフレに対応できない
*……金融庁「NISAつみたてシミュレーター」より算出
まとめ
・子ども1人あたりの学習総費用はすべて公立の場合で840万円。
・つみたてNISAを活用して少しずつ教育資金を用意するのがおすすめ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆綾瀬わか
AFPライター。元中学校・高校の国語教員。
資産形成や社会保険、教育等に関するお悩みを解決するお手伝いをしています。教員時代のスキルを生かして、相手に寄り添いながらわかりやすくアドバイスすることが得意です。より多くの方々が安心して生活できるようにお役に立ちたいと思っております。
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