【ボーナスいくら?】33歳、サービス業の場合
プロフィール
33歳、男性
サービス業の教育関連職、年収450万円
妻(30代、育休中)と子(2歳、0歳)との4人暮らし
今年度の夏季ボーナス:もらえるが額は変わらない見込み
【相談内容】ボーナスは全額投資に入れていますが、これで大丈夫?
「自分が頑張った分だけボーナスが上がる会社なので額には満足しています。現在、ボーナスはすべて投資にまわしていますが、資産形成は大丈夫でしょうか?」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である30〜34歳の1年間のボーナス平均支給額は、約83万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じ教育・学習支援業のボーナス平均支給額は、夏季が約57万円*、冬季が約59万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて60万円なので、平均よりも低い額となっています。
投資だけで安心?まず整えたい「生活防衛貯金」について
質問者さんは頑張った分だけボーナスが増える会社で働いており、すべて投資にまわしているとのこと。
将来の資産形成を考える姿勢はとても素晴らしいことです。
生活防衛貯金は「現金」でしっかり確保を
投資にまわす前に「もしものとき」に備えた現金貯金を用意することが大切です。
病気やけがで働けなくなったとき、すぐに使える現金貯金があると安心ですよね。
目安は、最低でも生活費の1年分程度。
たとえば毎月の支出が25万円なら、300万円ほどを現金で確保しておきましょう。
教育資金は長期投資にぴったり
生活防衛貯金がしっかりあるなら、ボーナスを投資に使うのは賢い選択です。
お子さんは現在2歳と0歳。
もし大学進学をお考えであれば、入学までに長期投資の前提である「15年」以上の時間が取れます。
そのため、今から「将来のお金を投資で準備する」という考え方は理にかなっています。
時間を味方につけられる長期投資なら、価格の上下に一喜一憂せず、じっくりと資産を育てられますよ。
まとめ
・投資にお金をまわす前に生活費の1年分程度を現金貯金で用意しましょう。
・お子さんの大学進学まで15年以上あるので、投資は理にかなっています。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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