【ボーナスいくら?】52歳、サービス業の場合
プロフィール
52歳、男性
サービス業の人事、年収956万円
妻(40代、無職)、娘(16歳)と3人暮らし
今年度の夏季ボーナス:もらえるが額は変わらない
【相談内容】会社が業績不振……。老後は2,000万円必要でしょうか?
「会社の業績が落ち込んでおり、ボーナス額が上がらず不満です。ボーナスは投資にまわし老後に備えたいのですが、住宅ローンの返済や家族旅行で消えてしまいます。老後は本当に2,000万円必要なのでしょうか?」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である50〜54歳の1年間のボーナス平均支給額は、約124万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じその他サービス業のボーナス平均支給額は、夏季・冬季とも約24万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて236万円なので、平均よりも高い額となっています。
老後資金は「わが家サイズ」で考えるのが正解
老後は本当に2,000万円必要?自分に合った「リアルな備え」とは
質問者さんは、ボーナスを老後資金に充てられないなか、老後は2,000万円必要と聞いて不安をお持ちなのですね。
実は、老後に必要なお金はひとそれぞれ。一概に2,000万円あれば安心というわけではありません。
老後に必要なお金は家庭によってバラバラ
年金の範囲内でゆとりある生活ができるご家庭もあれば、年金だけでは生活費が足りないご家庭もあります。
前者であれば老後資金はそれほど多くなくても問題ありませんし、後者ならしっかり準備が必要です。
大切なのは「一般的にいくら必要といわれているか」ではなく、「自分の場合はいくら必要なのか」を把握することです。
必要なお金をシミュレーションしよう
自分がいくらお金が必要かを知るには、簡単な計算をしてみるのがおすすめです。
ステップ1▶現在の生活費を把握する
現在の1ヶ月の支出(食費・光熱費・通信費・ローン・保険など)を確認します。
ステップ2▶将来もらえる年金額を確認する
「ねんきん定期便」で、将来受け取れる年金の見込み額をチェックします。
ステップ3▶毎月の不足額を計算する
老後に毎月必要なお金から、もらえる年金額を引いてみましょう。
たとえば、月25万円必要で年金が月18万円なら、不足は月7万円です。
これが30年続くと、7万円×12ヶ月×30年=約2,520万円が必要、という目安になります。
「リアルな金額」を知ることが、老後不安を解消する第一歩になりますよ。
まとめ
・老後に必要なお金は人それぞれ。「自分はいくら必要なのか」をシミュレーションすると具体的な金額がみえてきます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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